TOP > サマーカップ2019 > バックナンバー > 「ドナルドが新タイトル獲得!夏73チームの頂点に!!」
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 東京ドナルドダック     0        1        0        1        0        0        1        3    
 天晴-appare-     1        0        0        0        0        0        0        1    
井上の決勝打にエース根岸が完投!ドナルドが逆転勝利で新タイトル獲得!!
依然として雲一つない晴天が続き、1月とは思えない暖かい陽気となった1月13日午前10時10分。そんな冬晴れの下、決戦の地・明治神宮野球場を舞台にファイナル第2ラウンドの第2試合目として行われたのは「東京ドナルドダック × 天晴-appare-」のサマーカップ決勝戦である。 戦いの先攻は、2013年最高峰リーグチャンピオンの東京ドナルドダック。タイトル獲得後も各大会で毎年優勝候補に名前が挙がるも、2014年以降は2017年のリーグ準優勝が最高成績となり、このサマーカップではなんとしても2度目のタイトル獲得をと意気込む。そんなチームは今季新人9名が加入し、チームの若返りと共に競争も激化。昨年からスターティングメンバーが半分ほど変わり、シーズン序盤は大エース根岸が不在の中、美濃と杉山が穴を埋めるなど新戦力の活躍が決勝進出への原動力となった。注目選手として名前が挙がった今季加入の大型新人・下地は試合前、「一人一人自分に出来る事をしっかり考えて貪欲に勝ちにこだわり、優勝したいです」と語り、ベテランと新人、チーム全員で戦うことを誓った。 対する後攻の天晴-appare-は、2017年のサマーカップにてVictoriaデビューを果たし、2年ぶりの参戦となった今大会で見事ファイナル進出の切符を掴んだ。登録者数50万人を超えるYoutubeチャンネルのトクサンTVを運営し、日本一人気のあるチームといっても過言ではない。そんな彼らだが、数々の大会で結果を残してきた点や、Victoria最多出場チーム数を誇るサマーカップのファイナルまで勝ち上がったことが証明するように、人気だけでなく、その実力は本物だ。チームを率いる主将であり、説明不要のスタープレーヤー・トクサンこと徳田は試合前、「神宮で試合出来る事に感謝します。試合は特別意気込む事なく、いつも通りフォア・ザ・チームで黒子に徹します」と話し、チームの勝利に向けて邁進する。 そんな両雄が相見える事となった決戦のゴングは、稲垣(誠)主審のプレーボールと共に打ち鳴らされ、ゲームは初回から動きを見せた。1回表、東京ドナルドダック不動のリードオフマン1番児島がレフト前ヒットを放ち出塁。2番、3番が凡退後、児島が盗塁を決め、2アウト2塁と先制のチャンスを作ると、ここで本日の試合の注目選手・4番下地に打順が回り期待が高まる。しかし、天晴の先発投手竹俣が下地を変化球で空振り三振に切って取り、東京ドナルドダックは無得点に終わる。
ピンチを切り抜けた天晴は1回裏、先頭の高野がレフト線を破る3ベースヒットを放つも、2塁ベースを踏んでいないと判定され、1アウトとなる。 踏み忘れに気付いたのはライトの谷田。試合の勝敗を左右するファインプレーであった。
思わぬ形でチャンスを潰してしまった天晴。なんとしても出塁したい場面で、2番徳田がフルカウントから四球を選び出塁し、すかさず盗塁を決める。3番田上の進塁打で2アウト3塁とし、4番友利を迎える。その友利は初球からフルスイングを見せると、打球は左中間へ落ち、3塁ランナー徳田がホームイン、天晴が1点を先制する。 直後の2回表、追い付きたい東京ドナルドダックは、先頭の5番駒沢がセンター前ヒットで出塁すると、6番菊谷がきっちり送りバントを決め、1アウト2塁と同点のチャンスを演出。すると、続く7番茂木がストレートをセンター前に弾き返し、2塁ランナーが生還。東京ドナルドダック注目選手茂木のタイムリーで同点に追い付く。
さらに東京ドナルドダックの勢いは止まらず、3回表から登板した天晴の平山を攻める。先頭の1番児島がレフトオーバーの2ベースヒットを放ちチャンスメイク。2番伊藤が送りバントを試みるも、ピッチャー平山が好フィールディングを見せ、3塁を狙ったランナーを間一髪アウトにする。3番村上はゲッツ―崩れとなるも、4番下地が死球をもらい、2アウトながら1,2塁と逆転のチャンスを作る。しかし、ここで迎えた5番駒沢を平山が変化球で内野ゴロに打ち取り、東京ドナルドダックは無得点。 3回裏、天晴は2番徳田が死球で出塁するも後続が続かず無得点。4回表、ショート高野の好プレー等で2アウトとした天晴だったが、東京ドナルドダックは8番谷田が四球で出塁すると、警戒される中盗塁を決め、2アウト2塁とスコアリングポジションにランナーを進める。迎えた9番井上は2ストライクと追い込まれるも、三遊間を抜くヒットを放ち、2塁ランナーが3塁を蹴り一気にホームイン。東京ドナルドダックがついに逆転に成功する。
その後、5回から登板した天晴佐々木、東京ドナルドダック先発の根岸が好投を見せ、4回裏から6回裏まで毎回三者凡退となり、試合は膠着状態に入る。 迎えた最終7回表、東京ドナルドダックは1番児島がこの日猛打賞となるレフト前ヒットで出塁すると、途中出場天野がライト前ヒットで繋ぎ、2アウトながら1,3塁と追加点のチャンスを迎える。続く3番村上が追い込まれながらもファールで粘った後、佐々木のスライダーをセンター前に運び、東京ドナルドダックが貴重な追加点を奪った。
後がなくなった天晴は7回裏、2アウト3塁のチャンスを作るも、最後の打者がサードゴロに倒れ試合終了。東京ドナルドダックが逆転勝利で73チームの頂点に立ち、歓喜の輪を作った。MVPには、逆転タイムリーヒットを放った井上が選ばれた。 ゲーム後、優勝インタビューに答えた山口監督は、「今シーズンこそはVictoriaのタイトルを取りたいという思いで1年やってきたので、勝てて嬉しいです。天晴さんはYoutubeを見させていただいて、とても良い選手が多いと思っていたので、こういう形で勝てて本当に良かったです。今年は若い選手が増えたので、どういう形でチーム作りをしていこうかというところからスタートしましたが、最終的にサマーカップで優勝出来たので上手くいきましたね」と語り、6年振りに味わう優勝の味を噛み締めた。来季については、「2013年優勝した後、2019年まで優勝出来ていなかったので、来季は連覇出来るように頑張りたいと思います」と話し、連覇に向かって突き進むことを誓ってくれた。
一方、接戦を演じながらも惜敗した天晴-appare-。強豪集うサマーカップでファイナル進出を果たしたポテンシャルは本物であり、この日も1,000人に及ぶ観衆を沸かせた。今日の悔しさをバネに、来季こそのタイトル獲得を期待したい。
【MVPインタビュー】#4 井上 翔太
【監督インタビュー】#30 山口 裕也
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