|
|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
佐川グローバルロジスティクス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 1 |
Tommys baseballclub | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 2 |
|
|
|
新生Tommys b.cがサマー1回戦突破!山本・藤田の継投で白熱の接戦を制す!! |
|
|
|
梅雨入りし、前日の大雨でグランドコンディションが気になる6月16日。各地でグランド使用不可となる中、水捌けの良い神奈川県川崎市の大師公園野球場では、73チームがしのぎを削り合う真夏の決戦、サマーカップの1回戦「佐川グローバルロジスティクス 対 Tommys baseballclub」の一戦が予定通り行われた。
戦いの先攻は、今季Victoria初参戦を果たした強豪企業チーム・佐川グローバルロジスティクス。スプリングカップでは優勝候補に名前が挙がる中、ベスト16敗退と悔しい思いをしているだけに、サマーカップに懸ける思いは強い。そんなチームの指揮官・森監督はゲーム前、「今年からVictoriaさんに参戦していますが、スプリングカップは負けてしまったので、今回のサマーカップ1回戦はしっかりと勝利をモノにし、初めて参戦している中で名前が残せるように頑張ります」と語り、春のリベンジに向けて気合い十分と言った様子。
また、チームの主砲4番伊藤は「 今シーズンはここまで4割くらい打っていて好調です。今日は球場も狭いので、全打席ホームランを狙ってチームに貢献します」と話し、主砲としての活躍を誓った。
対する後攻は、結成4年目となる今季、新メンバーを迎え心機一転再スタートを切ったTommys baseballclub。昨年のサマーカップでは企業チームに敗退しているだけに、この日の勝利はリベンジの意味合いを持つ。そんなチームを率いる富山代表はゲーム前、「本日はサマーカップ1回戦という事で、強豪佐川グローバルロジスティクスさん相手ですが、なんとか食らいついて、一戦必勝で頑張っていきたいと思います」とコメントし、強豪との戦いを前に気持ちを高める。
また、前日に富山代表から電話で「気合い入れていけよ」と先発を告げられた山本は「前回の取材の時は、企業相手に1点差で敗れているので、前回より良いピッチングをして、取材ゲームで勝てるようにしたいです」と語り、若きチームを勝利へと導くべく、エースとしての活躍を約束した。
そんな両雄が相対する事となった戦いの火蓋は、12時10分にプレイボールとなり、試合前に大会公式トレーナー古里緑によるアップを行なったTommysが初回から躍動した。1回表、Tommys先発の山本が上々の立ち上がりを披露し、佐川2番山本に投手強襲ヒットを打たれ2塁まで進塁を許すも、後続を切り無失点で切り抜ける。その裏、試合が動く。先頭の1番三浦がレフト戦へ2ベースヒットを放ちチャンスメイク。続く2番井上がセンターへしっかり犠飛を放ち、1アウト3塁とチャンスを広げると、ここで迎えた3番加賀が鋭い打球をセンターへ飛ばす。センターが追い付くも、これが犠飛となりTommysが1点先制する。
先制を許した佐川だったが、直後の2回表に強力打線が反撃に出る。先頭の5番栗原がレフトオーバーとなる2ベースヒットでチャンスを作り、続く打者が三振、ファーストゴロで2アウト3塁となるも、ここで迎えた8番森がライト前にタイムリーヒットを放ち同点に追い付く。
追い付かれたTommysは直後の2回裏、先頭の6番小菅がライト前ヒットで出塁すると、続く7番氏家のレフトオーバーの2ベースヒットで0アウト2,3塁と絶好のチャンスを作る。8番は内野フライで凡退も、9番安本がレフトへ犠飛を放ち、1点勝ち越し。さらに2アウト2塁のチャンスも、この回から急遽登板している佐川の奥谷が後続を切り、最少失点で切り抜ける。
そしてここからは、Tommys山本、4回から登板の藤田。佐川奥谷の両チームの投手が力投し、序盤の攻防からは一変して膠着状態となり、両チーム0行進。時間の都合で最終回となった6回表、佐川は2アウトから6番鈴木がセンターへ2ベースヒットを放ち、同点のチャンスを作る。しかしここは、Tommys藤田が踏ん張り無失点。Tommys baseballclubが2-1と接戦をモノにし、2回戦進出を決めた。
勝利インタビューに答えた富山監督は、「野手陣がチームバッティングでなんとか2点取ってくれたので選手に感謝です。最終回は、あと一歩のところで同点に追いつかれるところでしたが、なんとか藤田が抑えてくれたので助かりました。山本には昨夜、電話で気合い入れていけよと先発を告げました。粘り強く1点で抑えてくれたと思います」と語り、会心の勝利を振り返った。さらに相手チームについて「最終回、必ずピンチになるだろうなと思いながら守っていて、その通りに追い詰められたので、やはり気が抜けないチームでした。今後合同練習などをして仲良くさせていただく事になりましたので、今後とも宜しくお願いします」と話し、しのぎを削り合った相手チームを讃えた。また、試合前の大会公式トレーナー古里緑によるアップについて「先発投手の山本はいつも立ち上がりが悪いのですが、ウォーミングアップのおかげで良いピッチングをしてくれました。古里トレーナーには今後もアドバイスをいただけたら、とても嬉しいです」と、ウォーミングアップの重要性を語った。さらに「Victoriaサマーカップは毎年強豪だらけで、ベスト16の壁をなかなか超えられてないので、なんとか今年はプロスタの決勝に進めるように頑張ります」とコメントし、今後の活躍を誓う言葉で締めくくった。
一方、チャンスは作るも決定打が出ず敗戦となってしまった、佐川グローバルロジスティクス。ゲーム後、森監督は「打撃の調子が悪いので、そこを取り戻さないとこういう試合もモノにできないかなと思います。最近連敗しているのでそれを止めたいです。しっかり個人個人練習をして、次のオータムカップは頑張りたいと思います」と話し、悔しさを滲ませつつも、秋の舞台でのリベンジを誓った。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|