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両雄共にリベンジへの挑戦!!サマーカップ第6代王者の栄冠は如何に!?
夏本番の到来を前にした6月下旬、今季も気温の上昇に比例するかの如く、火花を散らすトーナメントバトルとして開幕したサマーカップ第6回大会。春一番のトーナメントマッチとして争われるスプリングカップとは違い、開幕から4ヶ月弱の期間でモチベーション、コンディションを徐々に仕上げてきた者同士が激突する真夏決戦は例年、熾烈なバトルが繰り広げられ、今シーズンも64の猛者達が集結し王座を争った。
そんな今大会を振り返ると、先ずは波乱というキーワードから始まった。 Victoriaでは唯一となる連覇達成者として3度目の頂点を目指したRED SOXを始め、スプリングカップの歴代王者であるスタイガー吉岡クラブ。或いは、2年前の雪辱に燃えた59'sに加え、三晃クラブ深谷クラブRED HILLとん吉といった実力者達が次々と1回戦で姿を消し、まさに衝撃の幕開けとなった。
また、その波乱の流れは止まらず、3回戦ではディフェンディングチャンピオンとして連覇を目論んだWILL BASEBALL CLUBを始め、ジョルターヘッズ青木製作所SnugsNaughty萩中サンダースらファイナル経験者達が揃って敗れ、今大会を去った。
そんな波乱ムードの中、ベスト8に名を連ねたのが、春に続く大躍進を果たすと共に2部リーグでは見事ファイナリストの座を射止めた千葉の若武者Rossowaveに、相模原ウインズ大宮フェニックスギャンブラーズクラブの4チームである。
中でもギャンブラーズクラブに関しては、新星ながら昨年の覇者WILL BASEBALL CLUBを撃破する大金星を飾るなど、今大会では唯一ニューカマーとして存在感を示し、一躍その名を轟かした。
その彼らを退け4強入りを果たしたのが、既にスプリンカップでの決勝進出を決めていたTABOOと、昨年の悪夢を払拭するという一点だけを直向きに見据え戦い抜いたRevival。両雄共にあと一歩及ばなかったものの、示した存在感はあっぱれの一言。
ただ、Revivalに至っては今季こそはという思いがどのチームよりも強かっただけに、2年連続での準決勝敗退という結果は心の底から悔しさがにじんだに違いない。
そんな、文字通り激戦を極めた今大会を勝ち上がり、決勝の舞台へとコマを進めたのが、この真夏決戦も2年連続での決勝進出を果たした埼玉の若武者MKY88と、5年ぶりにサマーカップのファイナルへと還ってきた千葉の雄Big☆B
MKY88は昨年、Big☆Bは5年前と、互いに掴み損ねた頂点の座を懸け争われる事となった一戦の決着は如何に!?言うまでもなく激闘が予想される両者のマッチアップは、来たる12月11日、決戦の地・明治神宮野球場で雌雄を決する。
5年振り掴んだファイナリストの座!!狙うはリベンジで勝ち取る初タイトルのみ!!


サマーカップ2011大会の準優勝から5年の月日が流れた今季、新たな進化と共に覚醒した千葉の雄Big☆Bが、再び真夏決戦のファイナルへと還ってきた。
思い返せば5年前、初代王者の座を懸け争った決勝戦は2対1と1点差に泣き、その手からタイトルがこぼれ落ちた。
それだけに、今大会でのタイトル奪取は言うまでもなく至上命題であり、そのための経験値、自信、実力はこの5年間、数々の修羅場を潜り抜けた事で身に付けてきた。
その彼らが今大会で見せつけた戦いぶりはまさに圧巻そのものであり、1回戦からの5戦中4戦が完封勝利と攻守共に隙の無さを窺わせる。特にディフェンス面に関しては、絶対的エースとして君臨する中須に、その女房役としてだけではなく走・攻・守全てにおいて圧倒的なポテンシャルを秘めた梅田。また、エースを背中から支えるショートストップにはチームの顔である監督の真通が存在感を放ち、守りの軸であるセンターラインを固める。
無論、オフェンス力にも定評があり、1番梅田という俊足巧打のリードオフマンを始め、植手、酒井といったベテラン勢が主軸を担う。
また、市立柏高校出身の若手三銃士として活躍を期待される福山、東、矢沢の3選手も攻撃の鍵を握る存在であり、彼らの奮起こそが初優勝への必須条件と言っても過言ではない。
そんなキーパーソン達がいる一方、Big☆Bには更なる魅力がある。
それは、ベンチに控える選手達も大きな声を出し、一体となってゲームに参加する姿勢だ。その迫力は如何なる場面でもフィールドプレーヤー達の力となり、それこそが高いパフォーマンスを発揮し勝利を手繰り寄せる最大の源なのかもしれない。
何れにしても、ここまでの戦い同様Big☆Bナインが本領を発揮した時、劇場型エンターテインメントベースボールをモットーとする彼らの悲願が叶うと同時にサマーカップの歴史に新たな1ページが刻まれる。
#2 福山 伸登 (外野手)  1994年3月29日生まれ  柏市立柏高等学校出身

若きリーダーとして外野陣を束ねるセンターフィールドプレーヤー。
センターライン最後の砦として鉄壁のディフェンスを支える外野の要だ。
バッティングでは2番打者としての小技は勿論、盗塁成功率100%を誇る足を武器に梅田との俊足1、2番コンビで数多くのチャンスメイクを図る。

『 MVPしか狙ってない。中須さんには渡さない! 』 #7 矢沢 直人 (内野手)  1997年3月15日生まれ  柏市立柏高等学校出身

若き三銃士を担うBig☆Bの最年少ボーイ。
若干19歳の若武者最大の魅力は、スタンドインも可能であろう圧巻の長打力。
彼の一振りがゲームの流れを変えるのは勿論、試合を決定づける力を秘める。
決戦の地・明治神宮野球場で見せる豪快なフルスイングには大注目だ。

『 GOING MY WAY!! 』 #13 東 善輝 (内野手) 1994年10月7日生まれ  柏市立柏高等学校出身

得点圏打率5割を誇る脅威の得点ゲッター。
その勝負強さはBig☆B最強と言っても過言ではなく、彼のバットに優勝の二文字が懸かる。また、守備では内野全てをこなすマルチプレーヤーであり、攻守に渡る活躍が期待される。ずばり、彼の活躍無くして初タイトル奪取はない。

『 Big☆Bに恩返ししたい。僕の力で優勝させます! 』
2年連続で春夏ファイナル進出!!今季こそ誓うは前人未到の大偉業!!


瞬く間にその名を轟かせた昨年に続き、今シーズンもVictoria史上初の春夏制覇という偉業への挑戦権を獲得した若武者MKY88。
だが、そんな彼らも昨シーズンは決勝で見せ場を作る事が出来ないまま2大会共に準優勝という結果に終わり、脚光を浴びた反面大きな挫折も味わった。それでも、デビューイヤーでそれ程の貴重な経験を積んだ彼らは参戦2年目となった今シーズン、屈辱を大きな原動力に変え、再び2大会での決勝進出を勝ち取った。
その若き雄達を語る上で欠かせない存在となるのが、何と言ってもチームの絶対的エースへと成長した右腕高橋であろう。
昨シーズン、決勝まで自責点僅か1と圧倒的なパフォーマンスを披露していながら、神宮の舞台ではまさかの4失点で敗戦投手となってしまった高橋。それだけに、「雪辱を果たすんだ!」という思いはチーム一と言っても過言ではなく、その熱きリベンジ魂が彼の進化を支え、2年連続となる春夏決勝進出の立役者へと成長させた。
また今年は、エースに加え打線も更なる進化を遂げた。非凡なバッティングセンスを持つリードオフマン増田を筆頭に、倉田、越間、長岡、石塚といった上位打線に加え、下位打線にもかつて4番を任されていた石橋に、俊足の大木、中島らが存在感を放ち、攻撃の厚みを増した。プラス、ムードメーカーの泉が声のみならずバットでも勝利に貢献するなど新世代の活躍も光り、まさに盤石である。更に言うなれば、先攻逃げ切りだった昨季に比べ、今季は逆転での勝利も数多くあり、まさにここ一番での勝負強さが一段と増した印象だ。
そんな大注目の若武者が如何にしてリベンジを果たし、大偉業を成し遂げるのか!?その快挙の瞬間は来たる12月11日、決戦の地、明治神宮野球場の舞台で明らかとなる。
#5 長岡 建太 (内野手)  1988年7月15日生まれ  花咲徳栄高校~國學院大学出身

圧倒的存在感を放つ大会屈指のビッグマン。
そんな見た目とは裏腹に攻守共に繊細且つ巧みなプレースタイルは野球センスの高さを窺わせる。
また、ムードメーカーとしてもチームを牽引し、まさに大黒柱的な存在である。

『 決勝も強く楽しくをモットーに全力プレーします。俊足を活かしてダイヤモンドを駆け回りたいと思います! 』 #15 高橋 陽一 (投手)  1992年11月3日生まれ  静岡商業高校~専修大学出身

新たな進化と成長を遂げたチームの絶対的エース。
キレのあるストレートを主体に多彩な変化球を操り、相手打者を手玉に取る。
また、ここぞの場面で見せる集中力は圧巻であり、まさに強心臓の持ち主だ。
昨年味わった悔しさを胸に再びファイナルの舞台へと還ってきた若きエースが、今度こそチームを頂点へと導く。

『 今年は必ず勝利を掴み取ります。気持ちよくオフシーズンを迎え夢の国に行きたいと思います! 』 #24 中島 真澄 (外野手)  1988年5月9日生まれ  春日部東高校~国際武道大学出身

俊足プレーでチームを支えるスピードスター。
外野のディフェンスで見せる守備範囲の広さは勿論の事、バットでも下位打線のチャンスメーカーとして輝きを放つ。
今季は更に「いやらしさ」という面も増し、MKY88の曲者として相手を揺さぶる。

『 昨年は悔しい思いをしたので、持ち味を活かしてチームに貢献し、今年は優勝して祝杯をあげます!』