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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
DESTROYERS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
品川OBクラブ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 3 |
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品川OBクラブが完封勝利!エース中村がDESTROYERS打線をシャットアウト!! |
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先週の雨空とは打って変わって晴天の週末となった7月12日。この日、東京都品川区の天王洲公園野球場では、いよいよ開幕を迎えたサマーカップの1回戦、「DESTROYERS 対 品川OBクラブ」の一戦必勝バトルが繰り広げられた。
互いにVictoria初参戦となる新星同士が相見える事となった注目カード。
戦いの先攻DESTROYERSは、固い絆を築き上げた地元メンバーでチームを結成し、強い一体感を武器とする若武者。その若きチームを率いる河村監督はゲーム前、「僕達のチームはピッチャーを中心とした守り勝つ野球が持ち味なので、今日もいつも通りの形でゲームを組み立てられればなと思っています。初参戦の大会なので、何とか結果を残して強豪チームの仲間入りをしたいなと思います」と、気合い漲るコメント。
また、勝利のカギを握る存在となる先発の鳩岡は、「状態としては良いとは言えませんが、何点か取られても仲間が取り返してくれると思うので、とにかくベストを尽くして投げたいと思います」と意気込みを語り、エース不在の穴を埋めるべく奮闘を約束した。
対する後攻の品川OBクラブは、50年近くの歴史を受け継ぐ20代後半の選手達を中心に構成されたチーム。そのチームの司令塔を担う中村キャプテンはゲーム前、「初めて出場させてもらった大会ですがチームの状態も良いですし、出るからには優勝を狙っているので今日の初戦というのは大事になってくると思います。ポイントとしては、守りからリズムを作って攻撃へと繋げていくのがウチのスタイルなので、キーマンを挙げるとしたら1番ショートの木下ですかね。打率もチームトップで足もあるので、走・攻・守全ての面でカギを握る選手かなと思います」と、コンディション、モチベーション共に申し分無い様子。
また、キープレーヤーとして名前の挙がったリードオフマン木下は、「暑い分声を出して盛り上げ、打つ方でも守る方でもチームを引っ張るプレーをしていきたいなと思います。とにかく勝利のために頑張ります」と語り、言葉と表情に強い使命感を漂わせた。
そんな両雄が1回戦突破を懸け挑む戦いは午後3時にプレーボールとなり、先手を取ったのは品川OBクラブだった。初回、先発の中村がDESTROYERSの上位打線を10球で三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを披露しリズムを作れば、その裏攻撃陣が直ぐさま機能。
核となる1番木下が期待に応える鮮やかな2ベースヒットで出塁を果たすと、2番岡田の絶妙なセフティーバント成功と盗塁でノーアウト2、3塁のチャンスを作り出す。続く3番城戸はショートフライに倒れ1アウトとなるも、迎えた4番平出が1ボールからの2球目をセンター前へと弾き返し1点を先制。この一打で一気にホームを狙った2塁ランナー岡田が、DESTROYERSのセンター今井のレーザービームでタッチアウトとなり2点先行とはいかなかったものの、主砲がきっちりと仕事を果たした品川OBクラブ打線が幸先良く先制点を奪った。
一方、いち早く追いつきたいDESTROYERS打線は2回表、前の回に守備で魅せた6番今井がバットでも存在感を示し、2アウトから強烈なライト前ヒットで出塁する。だが、チャンスを広げられず無得点に終わると、その後3、4、5回と立て続けに3人ずつで切って取られ、緩急を自在に操る中村の前に手も足も出ない。
それでも、幾度となくピンチを背負うが2回以降決して追加点を与えず、粘りのピッチングを続ける鳩岡の頑張りに応えたい打線は6回表だった。
四球を選び出塁した9番小泉が盗塁も成功させ、2アウトながら2塁とこの試合初めてスコアリングポジションにまで進塁する。しかし、初のピンチにも顔色一つ変えず冷静さを失わない中村に1番丸目がセカンドゴロに打ち取られ3アウト。ようやく手にした一打同点の機会を活かし切れず、流れを完全に失う。
すると反対にピンチを脱し活気づいた品川OBクラブ打線が直後の6回裏、エラーと2ベースヒットで初回同様2、3塁のチャンスを作り出すと、8番安部の放ったピッチャーゴロが3塁ランナーのみならず2塁ランナーまでもがホームに還る一打となり勝負あり。
投げても中村が最終回も危なげないピッチングで締めくくるなど、3塁すら踏ませない投球内容で完封。まさに走・攻・守全てにおいて隙のない野球を披露した品川OBクラブが3対0のスコアで勝利を飾り、見事1回戦突破を決めた。
ゲーム後、指揮官である賀茂監督に話を伺うと、「最近の出来からすると打線が繋がらず思ったように点数を取れませんでしたが、初回に先制出来たのは大きいですし、中村も最後まで良く投げ切ってくれました。本当に賢い教え子達が多いですし、軟式野球を熟知しているので、やるからには全試合勝つつもりで頑張って貰いたいなと思います」とコメント。教え子達の奮闘にどこか満足げな表情を浮かべながら語ってくれた。
一方、守りを主体とするチームだけあって再三のピンチを粘り強く凌いだが、最後に止めを刺され力尽きてしまったDESTROYERS。河村監督は「完敗ですね。まあその中でも鳩岡の粘り強いピッチングなど良い部分もありましたが、相手と違い攻撃面が淡白になってしまったのが敗因ですね。ただ、強豪相手で良い勉強になった試合だったと思うので、これを教訓に来年こそ結果を残せるように頑張ります」と語り、下を向く事なく新たな前進を誓った。
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【MVPインタビュー】 #10 中村 吉樹
【監督インタビュー】 #30 賀茂 博 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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