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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
吉岡クラブ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 |
RED SOX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | - | 1 |
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これぞ王者の勝負強さ!今季最高の投手戦を制し、RED SOXが再び頂点に!! |
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1月12日。今季も決戦の地、西武ドームを舞台に行われた2013年シーズンのVictoriaファイナル。その第1ラウンドのオープニングゲームとして雌雄を決する戦いとなったのは、吉岡クラブ 対 RED SOXのサマーカップ決勝戦である。
熾烈を極めた今大会を勝ち抜き、大舞台へと歩みを進めてきた両チーム。先攻吉岡クラブは初のタイトル奪取へ。後攻のRED SOXは連覇達成へと新ユニフォームを新調するなど両者のモチベーションはピークに達し、先発マウンドに上る吉岡クラブ荒川、RED SOX荒田の両エースもコンディションと共に万全の様子。
まさに激戦必死確実。王者の称号を懸けた両雄の熱き魂は午後1時30分、プレーボールを告げるサイレンと同時に火花を散らした。
その1回表、吉岡クラブの攻撃は、1アウトから2番青木がライト線への2ベースヒットを放ち出塁。ゲームの口火を切ると共にいきなりのチャンスメイクで、一気に沸き立つ吉岡クラブベンチ。だが、相対するはRED SOXが誇る絶対的エース荒田。幾度となく修羅場を潜り抜けてきた好投手を前に3番中村、4番菊池の主軸がショートフライ、レフトフライに抑え込まれ、動揺こそ与えたものの先制点とまではいかなかった。
一方、冷静にピンチを凌いだRED SOX、1回裏の攻撃。エース荒田と肩を並べる好投手を迎え撃つ強力打線は、1回から闘志を剥き出し。「ピンチの後にチャンスあり」と荒川の立ち上がりを攻めたい所だったが、石川、鈴木(翔)、藤本のチャンスメーカー3人が出塁出来ずに三者凡退。続く2回には、この回先頭の4番杉本がエラーでの出塁に盗塁を決め、1アウト2塁のチャンスを作り出すも、後続が凡退し無得点。迎えた3回は再び三者凡退。4回は走塁ミスでチャンスを潰してしまうなど、荒川を前に先制の糸口が見えない。
対する吉岡クラブ打線も3回、8番左右田のヒットをきっかけに再び1アウト2塁のチャンスを作るが、1番七島がセカンドフライ。前の打席で2ベースを放っている2番青木もセカンドゴロに倒れ、無得点で攻撃を終えると、4回はクリンアップが僅か10球で仕留められ、こちらも先制点が遠い。
そんな中で迎えた5回表、この回コントロールに若干の狂いが生じた荒田から6番豊田、9番只木が四球を貰い1、2塁。2アウトではあるがゲーム終盤でのチャンス到来に最高の盛り上がりを見せる吉岡クラブ陣営。しかし、この試合初となるタイムで間を置き、冷静さを取り戻した荒田に1番七島が空振り三振に封じられ、又してもチャンスを掴み損ねた。
互いにチャンスさえ作れど、両投手が決定打を許さない展開となり5回を終え0対0。まさに頂上決戦に相応しい激闘は、制限時間により6回からサドンデスルールへと突入した。
すると6回表、満を持して仕掛けたスクイズエンドランが失敗し、無得点に終わった吉岡クラブに対し、ここへ来て最大のチャンスを迎えたRED SOX。
そんなビッグチャンスの場面に代打新田を送ると、その初球だった。荒川渾身のストレートに差し込まれるも三塁線に転がった打球は、ファールにしたかった吉岡クラブ守備陣の思いとは裏腹にフェアゾーンに止まり、その間に3塁ランナー大野がサヨナラのホームイン。
「まさかっ!?」と誰もが心の中で叫んだであろう結末となった決勝戦は、運をも味方につけたRED SOXに軍配。連覇という大いなる目標を成し遂げ、再び頂点の座へと登り詰めた。
しかし、そんな歓喜の中でも常勝軍団を率いる藤本キャプテンは「今シーズンは1部リーグで悔しい思いをし、1冠で終わったので、来年は3冠を獲りにいきます」と更なる高みを見据え、今季の戦いを締めくくった。
一方、参考記録ながらRED SOX打線をノーヒットに抑えた荒川の好投があっただけに、本当に悔しい敗戦となった吉岡クラブ。だが、ゲーム後に話を伺った吉岡監督は「良い薬になりました。参戦1年目から勝てる程甘くないですよね。でも、来年こそは必ずリベンジします」とコメント。悔しさを噛み締めつつも、進化を誓った言葉に来シーズンこその頂点奪取を期待させた。
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【MVPインタビュー】 #19 荒田 一耕
【主将インタビュー】 #10 藤本 誠一 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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