TOP > サマーカップ2013 > バックナンバー > 「夏空に描いた3HR!砂町ドンフェイス、2回戦突破!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      シャドーズ           0        3        0        1        0        ‐        ‐        4    
      砂町ドンフェイス           1        1        5        6        ×        ‐        ‐        13    
砂町ドンフェイスが魅せた破壊力!毎回の13得点を叩き出し2回戦突破!!
8月18日、東京都江東区の夢の島総合運動場では、その一角を舞台にシャドーズ 対 砂町ドンフェイスのサマーカップ2回戦が行われた。
共に強力打線を擁する両者の対決、その先攻はシャドーズ。都立足立西高校OBが中心となった平均年齢29歳のチームは、1回戦を2HRを含む12得点の猛打で勝ち上がってきた。
しかし、その1回戦では好調な打線とは裏腹に8失点を喫した守りの部分にやや課題が残った。だからこそ今日の2回戦では先発の三谷を中心に失点を抑える事がポイントであり、攻守の両面での高いパフォーマンスが勝利を掴むカギとなる。
対する後攻は砂町ドンフェイス。「朝早くから取材に来て頂いてありがとうございます」と、この日も爽やかな笑顔の石津監督。選手達もリラックスした表情を見せる反面“今日もやってやる”という熱い闘志も漂わせ、こちらも自慢の破壊力抜群な攻撃陣が奮起を期待させる。
そんなチーム2回戦の先発マウンドにはエース三井。砂町ドンフェイスの必勝パターンである右腕三井から左腕加藤への継投策にも注目だ。

午前8時とは思えない真夏の暑さの中始まったゲームは、戦前の予想通り、打力対決の様相を呈した。
まずは1回裏の砂町ドンフェイス。1、2番が倒れ2アウトランナー無しで打席に入った3番西條が、2ボール2ストライクからの5球目を捉えると打球はライトへの大きな放物線。
「カーブをうまく運ぶ事が出来ました」と、ゲーム後振り返った一打は先制ホームランとなり打撃戦の口火を切った。
すると直後の2回表、今度はシャドーズ打線がその力を見せる。1回に続き未だ制球力の定まらない三井から6番丸山、7番三谷が連続四球で出塁すると、8番吉川の送りバントで1アウト2、3塁。ノーヒットで作り出した絶好のチャンスに9番吉安が三井のストレートを弾き返すレフトオーバーの2点タイムリー3ベースヒットを放ち逆転に成功。
尚もその吉安を3塁に置くチャンスに2番滝沢がレフトへタイムリーを放ち1点を追加し、この回一挙3得点を奪取した。

先制するも、あっという間に逆転を許してしまった砂町ドンフェイス。
無論、多少の動揺はあったかもしれないが決して焦る事は無く、その裏内野ゴロの間に1点を奪い返し詰め寄ると、3回裏その打棒が振るう。先頭の2番佐藤がセカンドのグラブを弾く強烈な一打で出塁。続く3番西條の2ベースヒットに4番花岡が四球で繋ぎ満塁のチャンスを演出すると、1アウトとなって迎えた6番ピッチャーの三井が自らのバットで走者一掃の3ベースヒットを放ち一気に逆転。更には7番大塚のタイムリーなどで2点を加え、この回5得点の猛攻を披露し7対3とゲームをひっくり返した。
これで完全に勢いづいた砂町ドンフェイスは4回表に1点を返されるもその裏、1アウトから出塁した4番花岡を2塁に置き、5番加藤。「完全に狙ってました」と、三谷のストレートをジャストミートした一打はライトスタンド一直線の2ランホームラン。さらにその後ヒットとフォアボールで再び満塁のチャンスを作り出すと、1番友野がこのゲーム3本目となるライトスタンドへの満塁弾。5回を上回る一挙6得点の破壊力でシャドーズの息の根を止めた。

最終回は加藤がマウンドに上がり、必勝リレーで0に抑えた砂町ドンフェイス。序盤リードを奪われたものの、終わってみれば3本のHRを含む11安打13得点。「3HRは正直びっくりですね」と石津監督自身も驚く程の打線爆発で勝利を飾り3回戦にコマを進めた。
【MVPインタビュー】 #23 西條 圭祐 【監督インタビュー】 #30 石津 健 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑