TOP > サマーカップ2013 > バックナンバー > 「ひばりが丘ロータース、灼熱の激闘をサヨナラで制す!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      ブルーサンダース           0        2        0        0        0        0        0        2    
      ひばりが丘ロータース           1        0        0        1        0        0        1×        3    
再戦の決着はサヨナラ劇!執念が勝ったひばりが丘ロータースが初戦突破!!
気温38℃の猛暑日となった8月11日。このタフなコンディションの中、埼玉県戸田市の笹目公園野球場では、ブルーサンダース 対 ひばりが丘ロータースのサマーカップ一回戦が行われた。
前回、3回途中での雨天ノーゲームとなり今日が再戦となる両雄の対決は、先攻ブルーサンダース。今大会がVictoria初見参となるチームは、戸島監督を筆頭に選手全員が明るく、元気に、楽しくをモットーとする。中でもムードメーカーとして人一倍大きな声を出しチームを盛り上げるのが背番号12の松本。プレー以外でも仲間を鼓舞する彼の存在は必要不可欠と言える。そんなパワフルでエネルギッシュなブルーサンダースが再戦のマウンドに送ったのは前回に続きエース有田。威力のあるストレートをピッチングの軸とする右の本格派が仕切り直しの初陣を勝利へと導く。
対する後攻は、ひばりが丘ロータース。「今日はエース北川がいないが、同級生に期待します」と笠倉監督が再戦となる初戦のマウンドを任せたのは47歳の左腕斉藤(卓)。旗揚げメンバーの一人としてチームの発足以来共に歩みを進めてきた同級生に全てを託す。そんな大先輩を盛り立てようと若手達も気合いの入った表情を見せ、攻撃面では1、2番を欠いてのゲームとなったものの昨年のスプリングカップ3位の実力を発揮し一戦必勝で挑む。

改めて雌雄を決する事となった両者の戦いは1回、先攻ブルーサンダース打線が立ち上がりコントロールの定まらない斉藤から1番小川、2番佐藤が連続四球で出塁する。しかし、盗塁失敗に牽制アウトなどの拙い攻撃で斉藤(卓)を助けてしまい、貰ったチャンスを生かしきれない。 一方、その裏のひばりが丘ロータース打線は、1アウトから死球で出塁した藤ノ木(瑶)を1塁に置き、3番屋我。1ボール2ストライクと追い込まれるも有田が投じた4球目のカーブを逆らわずに弾き返し、右中間を真っ二つ。1塁ランナー藤ノ木(瑶)を一気にホームへと還すタイムリー2ベースヒットとなり、ワンチャンスで先制点を奪取した。

するとゲームは直後の2回表、1点を奪われ火がついたブルーサンダース打線がすかさず反撃に出た。ノーアウトから4番根岸、5番国谷がエラーと四球で出塁し、さらにはパスボールでチャンスを膨らませると、1アウトとなって打席には7番松本。迎えたチャンスに陽気なムードメーカーが集中したオーラを醸し出すと、その2球目だった。斉藤(卓)の投じたインコースの球を片手一本で振り抜くと打球はレフトの頭上を越す2点タイムリー2ベースヒット。声だけでなくバットでも存在感を示した松本の一打で逆転に成功する。

時間の経過と共に更なる威力で突き刺す日差しの下、迎えた4回裏。 1アウトから8番荒井、9番岩本の連続四死球に1番佐野がレフト前ヒットで繋ぎ、満塁のチャンスを作り出したひばりが丘ロータース打線は、続く2番藤ノ木(瑶)の場面。 攻撃パターンの1つであるスクイズエンドランを仕掛けると、これを見事に成功させ同点。ゲーム中盤で再び振り出しへと戻した。

真夏の太陽より熱き両者の攻防。そんなゲームの均衡を破るべく勝負を仕掛けたブルーサンダース打線は、6回に1アウト満塁。続く7回には2アウトながら1、2塁のチャンスを作り出す。だが、3回以降粘りと気力を見せる斉藤を前にあと一本が出ずゲームを決めきれない。
逆に終盤に訪れたピンチを凌ぎ切ったひばりが丘ロータースは最終7回裏、この回途中からマウンドに上がった松本から1アウト3塁のチャンスを演出すると、打席には7番斉藤(卓)。「サインはスクイズエンドランだったので思い切り振るだけでした。抜けてくれて良かった」とゲーム後振り返った一打はファーストの横を抜けるライトへのサヨナラ打。
粘りの完投に最後は劇的な決勝打と、投打で抜群の集中力を発揮したベテランの活躍が光り、ひばりが丘ロータースが激闘を制した。
一方、魅力溢れる野球を見せてくれたブルーサンダース。初戦敗退という結果に悔しさは残るが、それこそをエネルギーに新たに進化を遂げた姿でこの舞台に戻って来てほしい。
【MVPインタビュー】 #27 斉藤 卓也 【監督インタビュー】 #30 笠倉 知洋 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑