TOP > サマーカップ2013 > バックナンバー > 「エース有川、気迫の完投!!Snagsの熱き夏がここから始まる。」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      Snugs           0        0        0        2        0        0        0        2    
      グリーンセレモニーアスレチックス           0        0        0        0        0        0        1        1    
熱きSnugs魂!!闘争心全開で接戦を制し、最高のスタートを切る!!
7月28日。この日も真夏の暑さに覆われたさいたま市の大宮健保グランドではサマーカップの一回戦、Snugs 対 グリーンセレモニーアスレチックスの一戦が繰り広げられた。
先攻はSnugs。昨年、持ち味の団結力を武器に強豪犇めく1部リーグを勝ち上がり決勝進出を果たすなど大きな経験をしたチーム。だが同時にあと一歩の所で優勝を逃すという悔しさも味わった選手達はその経験を糧に日々進化を続け、今大会ではその成長の証を見せつける。中でも先発マウンドに上がるエース有川(竜)の進化はチームの行く末を担い、2本柱として高め合ってきた金城が抜けた今シーズンその真価が問われる。
対する後攻はグリーンセレモニーアスレチックス。結成から24年の年月を数え、伝統と実績に彩られたチームは経験豊富なタレント軍団を擁する大会屈指の強豪。岡野監督指揮の下に鍛え上げられた選手達が如何なるポテンシャルを発揮するかに注目が集まる。そんな猛者達を一つにまとめ上げるのが、今日の先発キャプテン渡辺。Victoria初陣となる一戦を勝利で飾るべく抜群のコントロール、テンポを武器にマウンドへと上がる。

トーナメント初戦とあって良い形でスタートダッシュを決めたい両者のバトルは序盤、渡辺、有川(竜)の両右腕が粘り強いピッチングを披露する。
まずはSnugs打線に相対する渡辺。1回、簡単に2アウトを取るも3番山口(翔)にレフト前ヒットと盗塁を許し、いきなりのピンチを招くが、ここは迎えた4番千葉を決め球のスライダーで泳がせ無失点。 続く2、3回は自らのミスや四死球でチャンスを与えてしまうものの、持ち味である打たせて取るピッチングで後続を抑え、再三のピンチでも冷静さを失わない。
一方、アスレチックス打線を迎え撃つ有川(竜)は1回、出すと厄介な俊足の1番川島から三振を奪いリズムに乗ると2番渡辺をセンターフライ。3番渋谷はショートゴロに打ち取り、初回を三者凡退に抑える。 続く2回、主砲の4番斎藤に豪快に2ベースヒットを浴びると5番久保川の送りバントで1アウト3塁のピンチ。だが、6番増村を迎えた場面でアスレチックス攻撃陣にサインミス。 飛び出した3塁ランナー斎藤をタッチアウトとしラッキーもあってこの回を凌ぐと、3回は再び三者凡退に抑え、負けじと無失点ピッチングを続ける。

ゲームは4回、そんな力投を続けるエースを先に援護したのはSnugs打線だった。
1アウトから5番小畑がセンター前ヒットで出塁を果たすと、迎えた6番川村。「狙い通りのカーブが来たので思い切りいきました」と、渡辺が投じた初球を捉えた打球はアスレチックスのセンター渋谷の判断ミスを誘う強烈な一打。 1塁ランナー小畑をホームに還すと同時に自身も3塁を落し入れるタイムリーとなり、何としても欲しかった先制点を奪った。
さらには尚も続くチャンスに8番藤井がレフトへのタイムリー2ベースヒットで応え、この回2点の先取に成功した。

仲間からの大きな援護射撃に更なる奮闘で応えたい有川(竜)は、直後の4回裏だった。
連続四球で招いてしまった一打同点の場面、仲間からの叱咤激励に「大丈夫!抑えっから!!!」と自らを奮い立たせ最大のピンチを切り抜けると、5、6回を完璧な内容で三者凡退に抑えアスレチックスに反撃の機会を与えない。
それでも最終7回、このままでは終われないと食い下がるアスレチックス打線は疲労の見える有川(竜)から4番斎藤がヒットでチャンスメイク。 その後2アウトとなるも7番山本がセンターへのタイムリーで応え1点差とし望みを繋ぐが、続く8番松本がサードゴロに打ち取られ万事休す。最後の最後で意地を見せたグリーンセレモニーアスレチックスだったが、反撃及ばず一回戦で姿を消した。
一方、迫り来る強豪を退け二回戦へとコマを進めたSnugs。ゲーム後、「素直に嬉しいです」と喜びを口にした山口(翔)監督。今年もSnugsの活躍から目が離せない。
【MVPインタビュー】 #11 有川 竜也 【MVPインタビュー】 #2 川村 幸助 【監督インタビュー】 #6 山口 翔平 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑