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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
桜島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
RAISE | 3 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 9 |
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長短打で奪った先制パンチ!RAISE攻撃陣が躍動し2回戦進出!! |
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7月14日、本日1つ目の取材ゲームとなったのは今年もいよいよ開幕を迎えたサマーカップの一戦、桜島 対 RAISEの一回戦である。
Victoria初見参同士となった対決は、東京都品川区の天王洲公園野球場を舞台に行われた。
そんな両者の戦い、先攻は桜島。ゲーム前、「気張っていきます!!」と闘争心を覗かせた松元監督率いるチームは選手全員が鹿児島出身。
結成は2010年とまだまだ日は浅いものの、同郷の仲間達で生み出す強い結束力を武器に初戦突破を狙う。
その大事な初陣の先発マウンドには監督の松元自ら上り、チームを勝利へと導く。
対する後攻はRAISE。「初戦から取材に来て頂いてありがとうございます。恥ずかしくない試合をしたいと思います」と謙虚な山本代表。
そんな代表とキャプテン近藤を中心に統率されたチームは、アップから良い緊張感を保ち、初戦の戦いへと集中力を高める。
先発ピッチャーは背番号1を背負うエース河行。スリークォーターからの力強く重いストレートが持ち味の右腕が、1回戦突破を託されたマウンドへと上がる。
時折轟く雷鳴に加え、雨も落ちてきた天王洲グランド。
負けたら終わりのトーナメント戦特有の緊張感に更なる演出を加える天候の中、ゲームは午後5時のプレーボールで始まった。
1回、先攻の桜島打線は1アウトから2番水野が四球で出塁すると、続く3番中島がベテランらしいライトへの流し打ち披露し2、3塁のビックチャンスを作り出す。
ここで迎えるは4、5番という絶好の場面だったが、川口は三振。北村はピッチャーゴロに倒れ先制のチャンスをふいにしてしまう。
するとその裏、ピンチを凌ぎ目が覚めたRAISEは打線が猛攻を仕掛ける。
1アウトから2番近藤がファーストのグラブを弾く強襲ヒットで出塁すると、3番嶺井、4番津嘉山が連続四死球を貰い満塁。
反対に迎えたビッグチャンスにRAISEベンチの策戦はスクイズエンドラン。これを5番山本がきっちりと決め、手堅く1点の先制に成功する。
尚も続く2アウト2、3塁のチャンスに6番上地。「何も考えずに打てたのが良い結果に繋がりました」と迷う事無く振り抜いた一打は左中間への2点タイムリーヒットとなり、追加点を奪うと同時に松元をマウンドから引きずり降ろした。
怒濤の3得点で完全に勢いづいたRAISE打線は続く2回、更なる猛威を振るう。
この回も1アウトから1番安富の四球をきっかけに満塁のチャンスを作り出すと、5番山本が押し出しの死球を貰い4点目。
さらには初回の2点タイムリーで勢いに乗る6番上地が、今度はセンターの遥か頭上を越す走者一掃のタイムリー3ベースヒットを放ち一挙に3点を追加。1回を上回る4点を奪取したRAISEが早くもゲームを支配した。
仲間の大量援護に気を楽にしたエース河行は3回、桜島のクリンアップを併殺打と三振に打ち取り無失点。続く4回は7番西尾、8番前川を連続三振で抑え、盤石の投球を披露する。
ゲーム開始から降っていた雨もやみ、中盤から終盤へと差し掛かった5回、ここまで一方的な展開を強いられていた桜島が遂に躍動する。
この回先頭の9番徳重がレフト線への2ベースヒットで口火を切ると、パスボールで3塁へと進む。
続く1番松元はピッチャーゴロに倒れるも、2番水野が徳重のチャンスメイクに応えるタイムリーをライトに放ち1点を返すと、この1点に奮起したのが4番川口。
ここらで結果を残したい主砲は、疲れの見え始めた河行の初球を渾身のフルスイングでジャストミート。その一打は自らもホームを駆け抜けるランニングホームランとなり、チームに大いなる勇気を与えた。
だがしかし喜びも束の間の6回だった。反撃ムード全開の桜島を一刀両断するかのようにRAISE打線が再び追加点奪い、ゲームに終止符を打った。
序盤に魅せた怒濤の7得点に終盤に止めを刺す2得点。長打と小技を絡めた打線の攻撃力が輝いたRAISEが迫る桜島を抑え初戦突破を飾った。
ゲーム後、「ちんがりぃ試合ですいません」と悔しさを滲ませた松元監督。来季、再び進化したチーム桜島を見せて貰いたい。
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【MVPインタビュー】 #25 上地 完汰
【主将インタビュー】 #6 近藤 雅裕 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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