TOP > スプリングカップ2015 > バックナンバー > 「2年ぶり2度目の檜舞台!吉岡クラブが3度目の正直でファイナル進出を決める!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      PIECE           0        0        0        0        0        0        2        2    
      吉岡クラブ           3        0        1        0        0        0        ×        4    
菊池の力投に打線が応える!吉岡クラブが若武者PIECEを下し決勝進出!!
梅雨明け宣言の発表と同時に気温36℃の猛暑日となった7月19日。この日、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、今季最初のファイナル進出チーム決定戦「PIECE 対 吉岡クラブ」のスプリングカップ準決勝が繰り広げられた。
兎にも角にも勝者のみがファイナルステージ進出を許される大一番。
その決戦の先攻PIECEは、今大会数々の強豪を打ち破ってきた言わばダークホース。そんな快進撃と共に著しい成長を遂げたチームの指揮官太田監督はゲーム前、「今年は多くの強豪チームと対戦させてもらって良い経験が出来ています。吉岡クラブさんは本当に良いチームで未だ勝てた事はないですが、挑戦者としてウチらしい元気のある野球で戦いたいなと思います」と語り、初のファイナル進出に立ちはだかる難敵を前に改めて気合いを入れる。
また、大一番の先発ピッチャーに抜擢されたサイドスロー右腕石川(貴)は、「以前リーグで対戦した時はボコボにされ、何も出来ないまま負けてしまっているので、今日は何も失うものはないという気持ちで思い切り戦って、絶対西武ドームに行きたいと思います」と力強く意気込みを語り、勝負のマウンドへと上がる。
対する後攻の吉岡クラブは、昨年春夏共に準決勝の壁に阻まれ悔しい思いを味わっているだけに、今季こそはと強い覚悟を持って勝ち進んできた。そんなチームを率いる左右田キャプテンはゲーム前、「いつも通りメンバー全員で楽しんでやりたいと思います。今年こそは勝てるように頑張ります」とコメントし、3度目の正直となるファイナル進出を誓った。
また、ここまで絶対的支柱としてチームを牽引してきた先発の菊池は、「昨年2つやられている分、先ずは今日1つ獲っておきたいですね」と短い言葉の中に全ての思いを集約させ、チームを2年振りの大舞台へと導くべく静かに闘志を燃やした。

そんな両雄がファイナル進出を懸け相見える戦いの火蓋は、午前9時ジャストのプレーボールで切って落とされ、ゲームは序盤から大きな動きを見せた。
1回表、PIECE上位打線と相対した菊池が2アウトから3番坂東にヒットを許すも、続く4番本木をレフトフライに打ち取り上々の立ち上がりを披露すると、その裏打線がすかさず援護開始。攻撃の起点を担う1番七島が2球目のストレートを逆らわず右中間へと弾き返し口火を切ると、続く2番青木の四球出塁に3番中村の進塁打で1アウト2、3塁のチャンスを作り出す。すると、4番菊池の場面で仕掛けたスクイズエンドランがサード高野の悪送球エラーも誘う形となり一気に2点を先制。更には2アウト3塁となって迎えた6番豊田が、インコースの難しい球を力技でレフトへと運ぶタイムリーを放ち追加点。緊張からかコントロールの精度を欠く石川(貴)の立ち上がりを隙のない攻撃で攻め、一挙3点の先取に成功した。
一方、反撃に出たいPIECE打線は3回表、この回先頭の8番白石がレフトへの2ベースヒットに加え、ワイルドピッチで3塁へと進みチャンスを演出すると、迎えるは上位打線と絶好のシーンが訪れる。だが、1番茂木の放ったセカンドゴロでホームへと突っ込んだ白石がタッチアウトとなりチャンスを潰してしまうと、改めてチャンスを作るべく試みた茂木の盗塁も失敗に終わり3アウト。吉岡クラブが誇る鉄壁のディフェンス陣に巻き返しの機会を阻まれ、なかなか反撃の狼煙を上げる事が出来ない。
すると、攻撃で生じた悪い流れはディフェンス面にも悪影響を与え、直後の3回裏に2つの悪送球から1、3塁のピンチを招くと、6番豊田にスクイズエンドランを決められ追加点を許してしまう。PIECE陣営とは対照的にリードを広げリズムに乗る吉岡クラブは、中盤以降も粘りのピッチングを継続する菊池を中心に4、5、6回も0に抑え、試合の流れを完全に支配する。

それでもゲームは迎えた最終回、ここまで一方的な展開を強いられるも決して諦めの表情を見せず、立ち向かうPIECEが土壇場で意地を見せる。
先頭打者として3度目の打席に入った3番坂東がこの日2本目となるヒットで出塁し打線を鼓舞すると、1アウト後5番高野、6番柴の放った内野ゴロが立て続けに吉岡クラブディフェンスのミスを誘う形となり1点を奪取。更には続く7番石川(貴)が1ボール2ストライクと追い込まれながらもセンターへと犠飛を放ち、執念で2点を奪い返す。だがしかし、失点するも決して焦る事のない菊池の前に8番白石がキャッチャーファールフライに倒れ万事休す。
序盤から チャンスを逃さず4得点へと繋げた攻撃陣に、2点を返されるも最後まで冷静さを失わなかった菊池の熱投と、投打でPIECEの上を行った吉岡クラブが4対2のスコアで決戦を制し、見事リベンジを果たすと共に2年振りのファイナル進出を勝ち取った。

ゲーム後、話を伺った左右田キャプテンは「昨年獲れなかった分、何が何でもという思いだったので正直ホッとしています。相手のPIECEさんはバットも良く振れているチームだったので、今日の勝因は菊池が踏ん張ってくれたおかげだと思っています。菊池に託して良かったです」と最年長右腕を賞賛。また、優勝するためのポイントとはの質問には「どちらのチームが勝ち上がってきても厳しいゲームになると思うので、最後に出てしまった様なミスをなくすことですね。とにかく前回の西武ドームでは準優勝に終わっているので、今度は優勝目指して頑張ります」と答え、最後は悲願達成を約束する言葉で締めくくった。
一方、今大会披露した破竹の快進撃もファイナル進出目前で潰えてしまったPIECE。太田監督は「選手全員が本当に一生懸命戦ってくれたと思います。個々の技術を見ても相手の方が上だったので、今日は完敗ですね。ただ、サマーの戦いでもチャンスはあると思うので、またそこで吉岡クラブさんにリベンジ出来るように頑張りたいなと思います」と語り、悔しさを滲ませつつも直ぐさま始まる次ぎなる戦いへと気持ちを新たにした。
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