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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
渡辺ツインズ | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | - | 4 |
MKY88 | 3 | 3 | 0 | 1 | 2 | × | - | 9 |
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初出場のMKY88がまたしても強豪撃破!3番倉田が先制弾を含む6打点の大活躍!! |
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初夏を思わせるような晴天に恵まれた5月17日。この日、埼玉県戸田市の彩湖道満グリーンパーク野球場では、8強入りを懸けたスプリングカップ3回戦「渡辺ツインズ 対 MKY88」の一戦が繰り広げられた。
奇しくも1部リーグDブロック同士の対決となった春の一発勝負。先攻渡辺ツインズの次期キャプテン沼田はゲーム前、「ここまで良い状態で来ているので、いつも通りやれば負けないと思います。プランとしてはロースコアの戦いが出来ればウチのペースになってくると思うので、先発粟屋の頑張りに期待しています」と自信の漲るコメント。
また、キーマンとしてチームの期待を背負いマウンドに上がるエース粟屋は、「調子としては普段通りなので、相手どうこうではなく自分のピッチングが出来るかどうかだけだと思います。自分が乗ればチームも乗ってくると思うので頑張ります」と語り、決戦を前に闘争心を高め集中力を研ぎ澄ませる。
対する後攻は、88年世代で結成し今季から参戦を果たした若き新星MKY88。ここまで萩中サンダース、RED HILLといった強豪を撃破し勝ち上がってきた注目の若武者達。そんなチームをまとめ上げる石塚代表はゲーム前、「結成してから間もないのでチームとしてはまだまだですが、1、2回戦で強豪と対戦し色々と勉強出来たので、状態としては少しずつ上がってきていると思います。今日のテーマとしては最少失点に抑えながら如何に点を取るかだと思うので、先発石橋の出来がカギを握ってくるのかなと思いますね」とコメント。
また、そのキーマン石橋は、「前回の登板から3週間空いてしまっているので投げてみないと分からない部分が多いですが、毎回の先頭打者だけは出さないように意識して投げたいなと思っています」と意気込みを口にし、チームを勝利へと導くべく勝負のマウンドに上がる。
そんな両雄が相見える事となった戦いの火蓋は、気温27度に達した午後1時のプレーボールで切って落とされ、決して譲れぬ互いの思いが激しいバトルを展開させた。
ゲームは1回、1アウトから2番矢谷がヒットで出塁するも、相手捕手の石塚に盗塁を阻止されチャンスメイクに失敗し無得点に終わった渡辺ツインズ打線に対し、その裏のMKY88打線はいきなり高パフォーマンスを披露。
1番越間の四球出塁に2番増田はライト前ヒットで繋ぎチャンスを作り出すと、迎えた3番倉田が甘く入ってきた2球目の変化球をジャストミート。粟屋の失投を逃さず一振りで仕留めた一打は、レフトスタンドへと飛び込む3ランHRとなり、最高の形で先取点を奪取。
更にこの一発で勢いづいた打線は続く2回にも繋がりを見せ、9番米川のタイムリーに加え、3番倉田が再びチャンスに応える2点タイムリーを放ち6対0。渡辺ツインズの大黒柱であるエース粟屋を僅か1回と3分の1でマウンドから引きずり降ろし、完全にゲームを支配する。
だが3回表、このまま一方的な展開を許してなるものかと、遂に渡辺ツインズ打線が奮起。
この回先頭の7番木村が放ったライト前ヒットを口火に下位打線でノーアウト満塁のチャンスを演出すると、この好機に1番沼田がチームを鼓舞する2点タイムリーを放ち6対2。更には続く2番矢谷の内野ゴロでも1点を加え、この回一挙3点を奪い返し反撃の狼煙を上げる。
すると、4回表には先頭の5番河野が、石橋の投じた初球の真っ直ぐをレフトスタンドへと弾き返す豪快なアーチを描き6対4。MKY88に握られていた主導権を徐々に取り戻していく。
だがしかし、そんな渡辺ツインズの追い上げムードを断ち切るかのように再びMKY88打線が躍動。粟屋に代わって2回途中からマウンドに上がり力投を見せていた土谷から、4回裏に1点を奪い傾きかけていた流れを引き戻すと、5回裏にも9番米川が今日2本目となるタイムリーを放ち2点を追加。終盤にかけて更なる猛追を目論んでいた渡辺ツインズの戦意を喪失させると共に試合を決定づける大きな3得点を加えた。
するとMKY88は、このリードを石橋から増田への継投策で守り抜き9対4で勝利。ディフェンス面では課題の残る部分もあったがオフェンス面では底知れぬ破壊力を見せつけ、見事強豪犇めくスプリングカップの8強に名乗りを挙げた。
ゲーム後、話を伺った越間監督は「まだ自分達の実力も把握していない状態の中で、Victoriaでベスト8まで勝ち上がって来れた事は大きな自信になります。今日は守りの面でミスが目立ちましたが、ウチの特徴である打ち勝つ野球が出来た事は良かったと思います。この大会でウチは波に乗れているチームだと思うので、ここから強い相手ばかりだと思いますが胸を借りるつもりでぶつかっていきます」とコメントし、毎試合成長を続ける新星が更なる前進を誓った。
一方、中盤怒濤の追い上げで一時ペースを握りかけるも終盤再び突き放され力尽き、又してもベスト8の壁に跳ね返された渡辺ツインズ。ゲーム後、沼田次期キャプテンに話を聞くと「1、2回の失点が大きかったです。それでもウチの攻撃陣も調子が良かったので何とかなると思ったのですが、相手はその上を行っていましたね。ただ、終盤の3失点がなければ良いゲームになったと思うので、次回にリベンジしたいと思います」と語り、今日の悔しさを晴らすべくリーグ戦での逆襲を決意した。
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【MVPインタビュー】 #4 倉田 龍之介
【監督インタビュー】 #7 越間 雄基 |
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