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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | S | R |
Minors | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
とん吉 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
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粘りが呼び込んだ勝利の女神!Minorsが運をも味方にデビュー戦を飾る!! |
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3月15日午後2時。この日の取材ゲーム2つ目として埼玉県和光市の薬業健保総合運動場を舞台に行われた一戦は、「Minors 対 とん吉」のスプリングカップ1回戦。
決して負けの許されないバトルの先攻Minorsは、今季からVictoriaに参戦を果たした新星。
ゲーム前に話を伺った坪井監督は、「対戦相手のとん吉さんは強そうなので厳しいゲームになると思いますが、何とか勝利を掴みたいなと思います。そのためにはエース倉永がビシッと抑えられるかどうかですね」とデビュー戦に気合い十分。
また、その指揮官がキーマンに挙げた先発の倉永にも意気込みを伺うと、「特に意識する事はありませんが、状態はぼちぼち良いので監督の期待に応えられるように頑張ります」とコメントし、チームの大黒柱が勝負のマウンドに上がる。
対する後攻のとん吉は、昨年1回戦負けという悔しい思いをしている大会だけに、その苦い記憶を払拭すべく今日の初戦に挑む。そんなチームを束ねる佐藤(勝)総監督はゲーム前、「初戦ということで、1つ1つのプレーを大事に戦いたいと思います。ポイントとしては、大量点の取れるチームではないので1点ずつを積み重ねていくという事と、あとはピッチャーがどれだけ抑えられるかに掛かってくると思いますね」とコメント。
また、総監督が勝負を左右するであろうと期待を寄せる先発の野尻は、「打たせて取るピッチングをしたいなと思います。ただ、雨で2週流れている分調整が出来ていないので、試合の流れの中でうまく探りながらいこうと思います」と冷静さの中にも強い覚悟を窺わせた。
そんな両雄が激突した戦いは、立ち上がりの1回から早くも動いた。
初回、2つの四球などでチャンスを作るも走塁ミスで好機を逃したMinors打線とは反対に、その裏のとん吉打線は確実にチャンスをモノにする。初回の盗塁阻止などディフェンス面でも要となるリードオフマンのキャプテン広山がヒットでの出塁に加え、ボークと送りバントで3塁まで進みチャンスを作り出すと、3番樋野がセンターへとタイムリーを放ち1点を先制。1回表のピンチを脱した守備のリズムといい、とん吉が上々の滑り出しを見せた。
いきなりの援護射撃で気持ちが楽になった野尻は2回を三者凡退に切って取ると、4回もMinorsクリンアップを3人で仕留め、付け入る隙を与えない。更に続く5回、エンジン全開の左腕は2アウトから8番倉永に2ベースヒットを浴びるも、9番田辺をレフトフライに打ち取り3アウト。ランナーを背負っても決して揺さぶられる事なく、無失点ピッチングを継続する。
一方、1回こそ制球に苦しみ失点を喫した倉永だったが、それで目覚めたのか2回以降は高いポテンシャルを披露。2、3、4回と1人のランナーも出さない圧巻のピッチングを見せつければ、5回に招いた2アウト2塁のピンチでも9番海老島を冷静に抑え無失点。相手投手の好投に負けじと奮闘し、攻撃陣の奮起を待った。
すると迎えた
6回表、ここまで打ちあぐねていたMinors打線がようやく野尻を捉えた。
1アウトから強烈なレフト前ヒットで出塁した2番仲里が、盗塁に加えワイルドピッチで3塁にまで進みチャンスを作り出すと、3番向の放ったセンターフライが犠飛となり同点。エースの力投に応えるべく底力を見せ、終盤にしてゲームをゲームを振り出しへと戻した。
まさに互いのプライドが激しく交錯し一歩も譲らぬ展開となった戦いは、7回から突入したサドンデス戦でも勝敗がつかず、遂にはジャンケンで雌雄を決する事となった。すると、土壇場での同点劇で流れと共に運をも引き寄せたMinorsが5対3のスコアでとん吉を下し、Victoria初陣を見事勝利で飾り2回戦進出を決めた。
そんな歓喜の一勝を手にしたMinors坪井監督はゲーム後、「今日は苦しい展開になりましたが、エースが良くやってくれました。試合内容としては同点という事で力の差はなかったと思うので、勝因を挙げるとすれば過去に1度も負けた事のないジャンケンに持ち込めた事ですかね」と執念で捥ぎ取った勝利に笑顔を浮かべた。
一方、序盤から優位にゲームを進めていたものの最後の最後でひっくり返されてしまったとん吉。
ゲーム後、話を伺ったキャプテン広山は「ゲームを振り返っても打線、ピッチャー共に良い出来だったと思います。ただ、最後はチーム一丸となった相手の勢いに負けたかなという感じですね」と肩を落とした。だがそれでも最後には、「この悔しさは夏に晴らしたいと思います」とサマーカップでのリベンジを誓いグランドを後にした。
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【MVPインタビュー】 #16 倉永 豊光
【監督インタビュー】 #30 坪井 昭久 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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