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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
TABOO | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
スタイガー | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 3 | × | 7 |
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スタイガーが悲願の決勝進出!!要所で魅せた粘り強さと集中力! |
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7月28日、本日2つ目の取材ゲームとなったのは、スプリングカップ決勝の残り1枠を懸けた一戦、TABOO 対 スタイガーの準決勝である。どちらが勝っても初のVictoriaファイナル進出となる両雄の対決は、埼玉県草加市の草加工業団地公園野球場を舞台に行われた。
先攻はTABOO。準々決勝をサヨナラで勝ち上がり勢いに乗るチームは、ゲーム前、「大丈夫でしょ!」と自信を覗かせた永富監督を筆頭に全員が闘志を漲らせ、臨戦態勢を整える。ファイナル進出を託された先発は右腕日名田。永富からエースの座を引き継いだ男が右肩を負傷中にも関わらず、そのプライドを胸にマウンドへと上がる。
対する後攻はスタイガー。ここまで飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち進んで来たチームは、視界に捉えたファイナルへの切符を前に少し緊張気味だが、全身全霊を懸け臨むという強い意志が窺える。特に先発のエース目代は試合前、「投げてみないと分からないですが、マウンドに立ったらいけると思います」と頼もしいコメント。そんな気合いの入ったエースの活躍こそがスタイガー決勝進出のカギを握る。
直前まで降っていた雨も上がり天も味方する形となったゲームは、午後7時30分のプレーボールで始まった。
ゲームは1回、両投手が見せる上々の立ち上がりを前に、両チーム共無得点で攻撃を終える。
続く2回も両投手が持ち味を存分に発揮する展開。目代は力強いストレートを柱としたパワーで、一方の日名田は変化球を軸にタイミングを外すテクニックで打者を翻弄し、対照的な組み立てではあるが共に得点を許さない。
そんな両エースの好投で序盤を終えたゲームは3回、ようやく動きを見せた。
この回のTABOO打線は、1アウトから9番高橋がレフトオーバーの2ベースに加えスタイガーの守備の乱れを逃さず3塁を落し入れチャンスメイクすると、迎えた1番宮代が放った打球は浅めのライトフライ。にも関わらず3塁ランナー高橋が一か八かの走塁でスタートを切ると、その大胆さが功を奏し先制点を奪う形となった。
すると、この1点が引き金となりゲームは大きく動き出した。
直後の3回裏、スタイガー打線は2アウトから9番有尾、1番山本が出塁しチャンスを作ると、2番目代が自らを楽にする右中間への2点タイムリー2ベースを放ち逆転。
さらに、尚もチャンスで3番豊永がライトへのタイムリーで続き、この回一挙3得点を奪った。
あっという間の逆転劇に俄然火がついたTABOO打線は直後の4回表だった。
2つのエラーで1、2塁のチャンスを貰うと、6番百瀬がお返しとばかりに右中間を破る起死回生の2点タイムリー2ベースヒットを放ち、すかさず同点とした。
取られたら取り返すという両者のプライドが激しくぶつかり合い3対3と振り出しに戻ったゲームだったが、その裏のスタイガー打線が再びチャンスをモノにする。
3回途中からマウンドに上がった永富から、2アウトながら3塁のチャンス作り出しプレッシャーを与えると、その永富、岡田のバッテリーにワイルドピッチのミスを誘発させ、再逆転に成功。決してゲームの主導権を譲らない。
さらにゲームは6回裏、攻撃の手を緩めないスタイガー打線が再び爆発。この回先頭4番斎藤のヒットをきっかけに1アウト2、3塁の場面を演出すると、7番田畑の2点タイムリー3ベースヒットに8番小畑のスクイズエンドランで3点を追加しTABOOの息の根を止めた。
まさに、手に汗握るシーソーゲームとなった準決勝の激闘は、先制されても追いつかれても決して焦らず、自分達の野球を貫いたスタイガーに軍配。初めて足を踏み入れる事となるドームの舞台でも全員野球のスタイガースタイル全開で挑む。
一方、満を持して臨んだTABOOだったが結果は惜敗。「本当に悔しいですね」と試合直後の永富監督。それでも最後に「来年出直します!!」と新たな闘志見せたその言葉にリベンジへの強い意気込みを感じた。
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【MVPインタビュー】 #15 目代 純平
【主将インタビュー】 #10 小西 秀一 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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