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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
萩中サンダース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大宮フェニックス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | × | 1 |
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主砲の一撃を死守!!大宮フェニックス、チーム一丸で4強入り!! |
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6月23日の正午、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは本日2試合目の取材ゲーム、萩中サンダース 対 大宮フェニックスのスプリングカップ準々決勝が行われた。
熾烈なトーナメント戦を勝ち上がってきた両雄の戦い、先攻は萩中サンダース。
昨年、大舞台での優勝を経験しレベルアップを遂げたチームは、新シーズンも好調な戦いを続ける。そんな経験を積んだ選手達は負けたら終わりのトーナメント戦を前にしても冷静さと余裕を保ち、仲間との強い絆を胸に目の前の戦いに集中する。
中でも先発の木戸は人生の伴侶を手にしたとあって厳しさの中に凛々しさ、逞しさがプラスされ、仲間だけではなく家族の思いも背負ってマウンドへと上がる。
対する後攻は大宮フェニックス。ここまでの3試合、失点は僅か2と抜群のディフェンス力で勝ち上がってきたチームは、今日も先発マウンドに上がる監督でエースの絶対的存在、永野を中心に機能する。これまでVictoriaの大会では勝ちきれずにいた大宮フェニックスは、新メンバーを加えパワーアップした今年こそ“優勝”という強い思いを心に秘める。
その漲る闘志は選手一人一人からひしひしと伝わり、グランドにいる選手だけでなくベンチの選手も心を一つに戦いに挑む。
これから始まる両者の熱き戦いを物語るかのように29℃まで上昇した気温の中スタートしたゲームは1回、まずは両投手が上々の立ち上がりを披露する。
先にマウンドに上がった永野は伸びのあるストレートを軸にスライダーでタイミングを外し、萩中サンダースの上位打線に的を絞らせないピッチングで無失点に抑える。
一方の木戸は、持ち味の打たせて取るピッチング。一球一球に微妙な変化を加え、打てそうで打てない絶妙な投球術で大宮フェニックス打線の打ち気を逸らし3人で片付ける。
ゲームは2回、そんな木戸に早く先制点をと萩中サンダース打線が永野を揺さぶる。
この回6番村井、7番青田の連打などで2アウトながら満塁のビックチャンスを作り出すと、打席に迎えるは1番成田。1ボール2ストライクからの4球目を捉えた当たりはレフトへの大飛球。流したバッティングにも関わらずぐんぐんと伸びる打球に一瞬マウンド上で凍り付いた永野だったが、レフト吉岡が見事ランニングキャッチ。肝を冷やしたものの最大のピンチを無失点で凌いだ。
続く3回にも2アウト3塁と先制のチャンスを作った萩中サンダースは、ここでホームスチールを仕掛けるが間一髪アウト。大宮フェニックスが再びピンチを切り抜けた。
序盤3回を終えて萩中サンダースペースで進むゲーム。だが、そんなゲーム展開を主砲の一振りが一変させる。4回裏、1アウトランナー無しで打席に入った4番阿部は、「右方向に強く打つ事だけを考えてました」と木戸の投じた2球目をしっかり呼び込んでのフルスイング。右への意識で捉えた打球はライトの頭上を越す起死回生の先制アーチ。
劣勢を一蹴する主砲の一撃は、ゲームの流れを一気に引き寄せると同時にチームに勇気とパワーをも与えた。
するとその力は、5、6回に訪れた再びのピンチも“全員で守り抜く”という強い気持ちに表れ、これまでにない気迫で襲いかかる萩中サンダースの攻撃を退けた。
最終回はこの試合初めて一人のランナーも許す事無く3人で抑えた永野。4番が齎した1点を最後まで守り抜いた大宮フェニックスが激闘を制しスプリングカップ制覇へ、また一段歩みを進めた。
そんな大宮フェニックス次なる戦いは昨年の覇者ARUYO東海。ゲーム後チームリーダー永野にその点を尋ねると、「昨年、1回戦で敗れた相手なので必ずリベンジして決勝に進みたいと思います」と、力強く語ってくれ、今日以上の死闘を予感させた。
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【MVPインタビュー】 #27 阿部 雅人
【監督インタビュー】 #18 永野 正人 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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