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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
吉岡クラブ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
スタイガー | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
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先制点を死守!目代が渾身のピッチングでチームをベスト8に導く!! |
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6月2日、東京都葛飾区の奥戸野球場ではスプリングカップ3回戦、吉岡クラブ 対 スタイガーのベスト8を懸けた一戦が行われた。
先攻は吉岡クラブ。その名の通りチームを率いるのは吉岡監督。結成から13年を数える強者は、その歴史に新たな称号を刻むべく今大会に挑んでいる。2回戦では2年連続ファイナリストのジョルターヘッズを撃破するなどその実力は本物で、今日の一戦に臨む屈強な男達は研ぎ澄まされた集中力を漂わせる。
先発ピッチャーは中村。力強いストレートを軸にストライクゾーンをフルに使うピッチングが魅力のサウスポーが勝利への力投を誓いマウンドに上がる。
対する後攻はスタイガー。結成は遡る事1988年という伝統チームは、小西主将を中心にベテランと若手が絶妙なバランスで融合する。その抜群の一体感で勝ち上がってきた選手達の表情はリラックスした中にも自信が漲っていて、今日の戦いに対する高いモチベーションを感じさせる。そのチームが迎える勝負の一戦でマウンドに上がるのは右腕目代。ゆったりとしたフォームから放たれる速球とキレ味鋭いスライダーを武器に勝利へ全力投球で挑む。
スプリングカップ初出場にして頂点を狙える実力を持つ両者の戦いは、そのポテンシャルが激突した引き締まったゲームとなった。
1回、共にランナーを得点圏に置き、先制のチャンスを作り出した両攻撃陣。だがここは、目代、中村の両投手が踏ん張りを見せ、初回の攻防は無得点で終える。
続く2回、ノーアウトからランナーを出塁させるものの送りバント失敗に加え、併殺打と拙い攻撃を見せてしまった吉岡クラブ打線に対し、スタイガー打線は見事な攻撃を見せつけた。
この回先頭の4番斉藤(順)が死球を貰い出塁。続く5番田畑はセンターフライに倒れるものの、6番小川(晃)がライト前ヒットで繋ぎ1、2塁とチャンスを広げると、迎えた7番中村。
1ストライクからの2球目を捉えた打球はライトの頭上を越す走者一掃のタイムリースリーベースヒット。
甘く入ってきた外よりのストレートを逆らわずに弾き返した一打は、好投手中村から一気に2点を奪取する貴重な先制打となり、大きなアドバンテージを奪った。
すると、この2点が目代のピッチングをより一層加速させる。3回、下位から始まった吉岡クラブ打線を僅か9球で三者凡退に抑えると、続く4回。1アウトから3番中村にヒットを許しランナーを背負うも、4番菊池を5-4-3のダブルプレーに打ち取りチャンスすら作らせない。
さらには5回、6番鈴木から今日最初の三振を奪うと、6回には8番田辺、1番七島を空振り三振に仕留める抜群の制球力を披露。
ゲーム終盤を迎えても球威、キレ、コントロールと全てにおいてその力が衰える事は無い。そんな目代の好投に対し、中村も3回以降は負けず劣らずのピッチングを披露。6回までに5つの三振を奪う奮闘で仲間の反撃を待った。
ゲームは最終回、そんな中村の力投に応えるべく円陣で気合いを入れ直した打線は、2番青木、4番菊池が意地の内野安打で出塁を果たすと、初回以来のチャンスに最大の盛り上がりを見せる吉岡ベンチ。
だが、続く5番豊田の放った強烈な打球はショート正面。最後は今日3つ目となる併殺打で打ち取られ、目代の前に完封負けを喫した。
試合後、「やはり簡単には勝たせてくれませんでしたね」と語った小西主将の言葉にもあるように最後まで緊張感の張りつめた好ゲームは、ワンチャンスをモノにしたスタイガーに軍配。2回戦に続く完封勝利で準々決勝進出を決めた。
一方、本来の力を発揮出来ずに敗れた吉岡クラブ。ゲーム後、「必ずリベンジします」と吉岡監督が一言。その言葉と表情には悔しさを滲ませながらも次ぎなる戦いへの大いなる闘志を秘めているように感じた。
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【MVPインタビュー】 #15 目代 純平
【主将インタビュー】 #10 小西 秀一 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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