TOP > 「スポクラ×Victoria スペシャルカップ2020」
TEAM1234567R
  スポクラ      0        1        4        0        0        0        0        5    
  ファンタジー      0        0        0        0        0        4        0        4    
個と個が自ずとチームに!ファンタジーが怒涛の反撃もスポクラが逃げ切り!!
日中の強い日差しから一転、刻々と日没が近づき始めた1月9日午後15時40分。グランドではこれまでの3試合とは違い、様々なユニフォームを身にまとった草野球人が姿を見せた。一味違った雰囲気の中、聖地・明治神宮野球場を舞台に繰り広げられるVictoriaファイナル2020初日の最終戦は「Teamスポクラ×Teamファンタジー」のスペシャルカップである。
2回目の開催となった2020年スペシャルカップは、自分の好きな選手を選んで架空のスポーツチームを編成するシミュレーションゲーム「ファンタジースポーツ」を日本で展開する「SPORTS CROWN」社の特別協賛にて開催された。 ファンタジースポーツとは、参加者が現実のプロスポーツリーグから好きな選手を選び、仮想チームを作り競い合うゲームで、選んだ選手達の実際の試合成績によって勝敗が決まる至ってシンプルなゲームだ。海外におけるファンタジースポーツの市場は非常に大きく、米国でのユーザー数が約3,200万人を誇り、参加者は年間平均467ドル(日本円:約48,000円)を費やし、総額150億ドル(日本円:約1兆5,600億円)の一大市場を形成。無料で遊べるゲームもあるが参加料を支払って参加する賞金制のゲームが存在し、賞金制ゲームの中には1億円を超える賞金が用意されたコンテストもあり、米国のみならず世界中のユーザーたちは熱狂の渦に巻き込まれている。
日本最大級のファンタジースポーツとして成長する「SPORTS CROWN」(以下スポクラ)と、全ての草野球人に夢と希望を与える「Victoria」の夢のコラボが実現した2020年スペシャルカップは、事前から様々な企画が準備された。
スポクラのサービス内では、試合に出場する選手の中で活躍する選手3人を予想し賞金獲得を目指す「ファンタジーベースボール」、出場する選手の活躍をファンタジーベースボールの配点で採点しMVPを決定する「リアルファンタジーベースボール」、ランダムに選ばれた選手たちが宣言をし、宣言通りの結果になるかを予想する「リアルタイム予想YouTubeライブ配信×Twitter」の3大イベントを実施し、試合と同時に心躍る企画もスタートした。 草野球界で史上初の試みとなったこの一戦は、Victoria所属17チーム29名の精鋭達が2チームに分かれ神宮の地に立った。選手のほとんどが初対面とあって多少の固さがある中、先攻・Teamスポクラ、後攻・Teamファンタジーでプレイボール。
1回表Teamファンタジーの先発マウンドに立つのは、はちみつハニー今藤。低めを丁寧に突くピッチングと切れ味鋭い変化球を操る今藤は、Tropicana内山、桑原、戦極-SENGOKU-佐藤を三者凡退に打ち取る完璧な立ち上がりを見せた。
その裏、Teamスポクラの先発マウンドに立ったわりと平和主義白井の立ち上がりは、1番ジョルターヘッズ平田をセンターライナーに抑えると、2番同じくジョルターヘッズ藤松に内野安打を許すが、3番KANIC B.C松丸をライトフライ、4番のはちみつハニー小川をファーストゴロに打ち取り、両チーム初回を無失点で切り抜ける。
そして企画の1つである「リアルタイム予想YouTubeライブ配信×Twitter」が2回表に実施され、この回もマウンドに上がる今藤が「三者凡退に抑える」とカメラに向かって宣言し、Twitter上では多くのユーザーから宣言に対する予想が実施された。今藤は2回表、先頭HOTDOG塚原をファーストゴロ、続く5番わりと平和主義白井をセンターフライに打ち取る。ここで打者側にもリアルタイム予想が実施され、6番の戦極-SENGOKU-笹尾は「ヒットを打つ」と宣言した。一方のマウンドの今藤もあと1人で宣言が達成され、どちらかが宣言達成となる熱い打席の結末は両者譲らずフルカウントまでもつれ、最後は打者の笹尾がレフト前に強烈なヒットを放ち、見事に宣言達成となった。笹尾にはAmazonギフト券2,000円分が贈呈、Twitterでも予想を見事に的中されたユーザー全員にAmazonギフト券1,000円分が贈呈され、Twitter上でも盛り上がりを見せた。
その後ピッチャー今藤は7番ハヌマンズ稗田をサードゴロに打ち取るが、サード送球が低くなり後逸。その間にファーストランナーの笹尾が激走し一気にホームを陥れ、Teamスポクラが1点を先制する。
徐々にチームメイトとも打ち解けベンチ内でも談笑する姿が見え始めた3回表、Teamファンタジーはピッチャー今藤に代わり2番手KANIC B.C舘洞がマウンドに上がる。舘洞は先頭の相模KOT'S山内を三振に抑えるが、9番ワイズトランス新福留、1番Tropicana内山に連続四死球を与え、続くTropicana桑原が振り逃げで出塁し1アウト満塁とする。このチャンスで3番戦極-SENGOKU-佐藤が1・2塁間を破るタイムリーを放ち、ランナー2人が生還。続く4番HOTDOG塚原はセカンドの頭上を越すタイムリーを放ち、その後ボークも絡みこの回一挙4点を追加。Teamスポクラが5点をリードし試合を優位に進める。 4回は両チーム無得点で迎えた5回表、ここでもリアルタイム予想が実施され、このイニングからマウンドに上がるKANIC B.C松丸の宣言は堂々の「三者凡退」。松丸はテンポよく2人を抑え、Teamスポクラの4番HOTDOG内藤を迎える。ここでも打者の内藤にリアルタイム予想が実施され、打席に立つ内藤は「今日2安打目を打つ」と宣言。すると、フルカウントからの6球目をうまくセンター前に持っていき、見事宣言を果たした内藤にAmazonギフト券2,000円分が贈呈された。一方の松丸は後続のハヌマンズ竹花を打ち取り、宣言通りとはいかなかったもののこの回を見事0点に抑える。
5回裏、2アウトから湘南ヴァイパー桂の打席ではこの試合最後となる7人目のリアルタイム予想が実施され、桂は「ヒットを打つ」と宣言。3ボールからの4球目を見事レフト前に持っていき宣言達成、ベンチの仲間から大きな祝福を受け、合計7人のうち見事3人が宣言達成となった。
6回裏、5点を追う展開ながらもチーム内で一体感が生まれベンチの士気が高まるTeamファンタジーの攻撃は、1アウトからNomad.Yankees下牧がライトオーバーの2ベースヒットを放ちチャンスメイクすると、2アウト1、3塁からジョルターヘッズ平田の内野安打で1点、その後2アウト満塁で迎えたKANIC B.C松丸の打席では、5回から3番手でマウンドに上がったLG上村が痛恨のワイルドピッチで一挙に2点を献上。この打席で四球を与えた後、Teamスポクラは4番手でTropicana神谷が急遽マウンドに上がる。しかしTeamファンタジーの勢いは止まらず、2アウト1、3塁から湘南ヴァイパー桂が2打席連続となるヒットを放ち、4対5とTeamファンタジーはこの回に1点差まで詰め寄った。
気づけば辺りも暗くなりナイターの光が差し込む7回裏、前のイニングに続いてTropicana神谷がマウンドに立つとこの回は簡単に2つのアウトを取る。Teamファンタジーは追い込まれた状況から東京ドナルドダック下地、KANIC B.C舘洞が連続四球で出塁し、続くジョルターヘッズ平田の打球が1塁ベース付近で跳ね内野安打となる。首の皮一枚繋がり、2アウト満塁と一打逆転サヨナラの場面ではちみつハニー今藤を迎えるが、ここはTropicana神谷がインハイの直球で詰まらせライトフライに打ち取りゲームセット。第2回スペシャルカップは、5対4でTeamスポクラに軍配が上がった。 試合終了と同時に出場選手の活躍をファンタジーベースボールの配点で採点し、MVPを決定する「リアルファンタジーベースボール」の集計が行われた。投手部門からは5回より登板し2イニングを無失点、2奪三振で抑えたKANIC B.C松丸が選ばれ、打者部門からは3回表に貴重な追加点となる2点タイムリーヒットを放った戦極-SENGOKU-佐藤がそれぞれMVPに選出され、各選手にはスポクラより現金3万円が贈呈された。
まずインタビューに答えた松丸は賞金の使い道を問われると「チームのために使う」と仲間想いの一面を見せ、一方の佐藤は「このMVPを機に今シーズンも頑張っていきたい」と2021年シーズンの抱負を語った。
試合を振り返ると序盤は一方的な展開となったが、終わってみれば最後は接戦と手に汗握るゲームとなった第2回スペシャルカップ。勝敗はもとより、参加者全員が神宮球場という大舞台でプレーできる喜びを噛み締め、最後まで野球を楽しむ姿が印象的だった。草野球界では前例のない試みとなったこの一戦はSNSでも多くの方から反響があり、わずか3日間で#スポクラ草野球の関連投稿が約300件、リツイートも200件以上とコロナ禍でも大きな盛り上がりを見せた。
そして全ての草野球人に夢と希望を与え、草野球界に新たな歴史の1ページを刻んだSPORTS CROWN社にはVictoriaから最大限の感謝と敬意を送りたい。コロナ禍で数々のイベントが中止となる中、新たなエンターテイメントの形を示す機会となったスペシャルカップ2020。今後も共に草野球界のみならず日本中の野球ファンを熱狂の渦へと巻き込んでいきたい。
【投手MVP】松丸 信人(KANIC B.C)
【打者MVP】佐藤 誠(戦極-SENGOKU-)
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