TOP > Victoriaリーグ3部(2013年) > バックナンバー > 「止まらぬ球命隊の快進撃!!悲願の頂まであと一勝!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      球命隊           1        0        1        0        2        0        2        6    
      サンライズ加藤           0        0        0        2        0        0        1        3    
球命隊がリベンジ成功!チーム全員の活躍で掴んだ決勝の舞台!!
11月10日。この日、埼玉県北足立郡の伊奈町制施行記念公園野球場では、準決勝という舞台で再び相見える事となった両者の対決、球命隊 VS サンライズ加藤のセミファイナルが行われた。
奇しくも予選リーグ同ブロックだった両雄。
先攻の球命隊にとっては前回の戦いで敗北を喫しているだけに雪辱を晴らすには絶好の機会。選手達は勿論のこと、チームを束ねる宮(茂)監督もゲーム前、「今日は久しぶりに4番の村上がいるので、勝って決勝に行きます」と気合いの入った発言。
守では準々決勝に続きマウンドに上がる絶対的エース山田(義)の存在感に加え、攻では要となる主砲村上の復活とあって、リベンジも兼ねた大一番を前に死角は無い。
対する後攻は、その球命隊に黒星をつけるなどリーグ首位通過を果たしたサンライズ加藤。最大の魅力は爆発力、勝負強さを兼ね備えた攻撃陣にあり、今日のマウンドにも上がるエース川口をいかにして支えるかが勝利を掴むポイント。
チームをまとめる三村監督はゲーム前、「ここまで来られた事が奇跡なんです」と謙遜。だが最後には「やるからには全員で勝利を掴みたいと思います」と力強いコメントで締めくくり、リーグ戦で得た自信とプライドを胸に球命隊を迎え撃つ。

ファイナリストのイスを懸けるに相応しい展開となった一戦、まずゲームの口火を切り、主導権を握ったのは球命隊だった。
初回、2番須之内、3番山田(将)の連打で2、3塁のチャンスを作り出すと、宮(茂)監督がキーマンに挙げた4番村上が期待に応えるライト前タイムリーを放ち、1点を先制。
続く2回の下位打線は三者凡退に倒れるも3回、四球で出塁した1番宮(大)を2番須之内が完璧な送りバントで進め1アウト2塁。再び得点圏にランナーを進めると、迎えた3番山田(将)が1打席目に続き、今度はライトへと強烈な一打を放ち2点目を奪取。

そんな攻撃陣の援護でエース山田(義)のピッチングも冴え渡り、3回まで許したヒットは僅か1本と攻守でゲームを支配する。
だが迎えた4回裏、ここまでの展開を一蹴するかのようにサンライズ打線が沈黙を破った。先頭の4番谷川が四球を選び出塁すると、続く5番猪瀬が左中間へのタイムリー2ベースを放ち1点差。さらにワイルドピッチで進塁した猪瀬を3塁に置き迎えた6番三浦は、1ボール2ストライクからの4球目をライトへと弾き返し同点。 これぞサンライズ打線といった圧巻の集中打を披露し、あっという間にゲームを振り出しに戻した。

だがしかし、決死の連打で上げた反撃の狼煙も、リベンジに燃え優勝へと邁進する球命隊には通用しなかった。
直後の5回表に川口が連打を許し、内野ゴロと犠牲フライで再び2点のリードを奪われると、7回には1アウトから2番須之内に死球と盗塁でチャンスを作られる。すると、ここまで3-3と大当たりの3番山田(将)に右中間へのタイムリー2ベース。更に続く4番村上には今日3打点目となるライト前タイムリーを浴び4点差とされる。
それでも最終7回裏、1点を返し、尚も1アウト満塁というビッグチャンス。一発出れば大逆転という前回の取材で見せた奇跡を予感させたが、最後は5回から継投した児玉の前に5番猪瀬、6番三浦が打ち取られゲームセット。

最後の最後まで諦めないサンライズ野球を見せつけたが力及ばず、無念の敗退となった。
一方、リベンジを果たし全員で勝利の拳を突き上げた球命隊。中盤に追いつかれるも決して焦る事なく、突き放した攻撃力はお見事。
ゲーム後、「今までで一番良いゲームだったと思います」と笑みを浮かべ振り返った宮(茂)監督は、最後に「決勝でも球命隊野球を披露して優勝します!!」と残る最後の決戦へと気持ちを奮い立たせた。
【MVPインタビュー】 #27 山田 義幸 【監督インタビュー】 #30 宮 茂樹 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑