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共に3年越しの悲願へ一直線!2部王者に輝き最高峰リーグの門を叩くのは!?
毎年、新勢力の台頭と共に厳しさを増していく2部リーグの戦いも4年目を迎え、今シーズンは最高峰リーグと並ぶ32のチームが頂点の座を懸け凌ぎを削り合った。そんな今季の戦いを振り返ってみると、初参戦組の活躍が際立つ例年の戦いとは一転、常連組が本領を発揮したシーズンだったと言える。中でも、予選リーグで1番の輝きを放ったAブロックの漁火は、決勝トーナメントで又してもジャンケン決着という壁に阻まれファイナル進出を逃したが、唯一無傷のまま首位通過を果たした戦いぶりは圧巻であり、近い将来必ずや頂点へと上り詰める存在である事を証明したに違いない。また、このブロックでは2位通過の若葉がファイナル進出まであと一歩と迫る躍進を見せ、大会を大いに盛り上げた。続くBブロックで存在感を示したのが1、2位通過のRAISE武蔵の奮闘も然ることながら、ワイルドカード枠から下剋上を成し遂げファイナリストの座を射止めたRiver9ではなかろうか。チーム名を新たに心機一転臨んだ今シーズンは予選こそギリギリの通過となったが、決勝トーナメントに入ってからは同ブロック首位通過のRAISEを圧倒するなど実力を見せつけ、3年越しの悲願を達成した。更にC、DブロックをリードしたのがSCRATCHGOLGO BASEBALL CLUBだ。特に若手の著しい成長と共にチーム力が格段にアップしたGOLGO BASEBALL CLUBは1年を通し一切の隙を見せず、3度目の正直で念願のファイナル進出を掴み獲った。そんな中、Eブロックで首位通過を果たしたのが昨年の3部リーグ制覇で昇格してきた新星BONDSである。多くの新星が予選で姿を消す中、同じく昇格組のNTスコーピオンズ、初参戦の博多ELEMENTと共に決勝トーナメント進出を果たし、新勢力としての意地を示した。とは言え、今大会の結果を見ると、冒頭でも示した通りやはり常連組の存在感が際立った1年と言えよう。3年連続で決勝トーナメントへと歩みを進めた莫逆ファミーリアに、初めて予選リーグの壁を打ち破ったGALANTSノムラスピリッツ。更には2011シーズン以来の決勝進出にあと1勝の所まで駆け上がった情熱チキンなど名前を挙げればキリが無い。そんな歴戦の雄が存在を誇示する形で盛り上がりを見せた2部リーグ。果たして、第4回大会の頂点へと登り詰め有終の美を飾るのは!?共に参戦3年目での初タイトル奪取に挑む両雄が激突する事となったファイナルマッチは、来たる12月20日、決戦の地神宮球場で雌雄を決する。
3年越しの悲願達成なるか!?下剋上で掴むは初の栄冠!!

昨年、決勝トーナメント1回戦での敗北を期に、心機一転チーム名の変更と共に代表相澤、監督川九、キャプテン岡崎という新体制となったiver9。その思い切った改革が功を奏し、見事3年越しの悲願を実られた。
だが、今シーズン序盤はなかなかメンバーが揃わず、予選リーグ突破はギリギリのワイルドカード枠に甘んじた。しかしそれでも、主力メンバーが固まった決勝トーナメントの戦いでは、持てる力を存分に発揮し、1回戦の相手となったBloopersを先攻逃げ切り勝ちで下すと、2回戦では予選同ブロック1位のRAISEを相手に初回から満塁弾が飛び出すなど終始圧倒。更に、ファイナル進出を懸けた準決勝の一戦では、4年振りの決勝進出を狙った情熱チキンとの一騎討ちを完封で制しファイナル進出を勝ち取った。
そんなチームの特徴となるのが、攻撃ではピッチャーながらリードオフマンも担う1番井上と高出塁率を誇る2番池田の1、2番コンビがチャンスを作り、主軸の笹隈、岡崎、宮内、宇都宮らが還すというのが得点パターン。更には川島、相澤、川九といった面々が下位打線を固め、どこからでも得点シーンを演出出来る打線となった。一方、守備の中心は、リーグ屈指の右腕エース井上と4番も務めるキャプテン岡崎の黄金バッテリー。更には、宮内、宇都宮の二遊間コンビに中堅手の笹隈といったセンターラインが要となる。結成4年目にして大きな変革を遂げ、これまでで最高のチーム状態に仕上がったRiver9。如何にして2部制覇を成し遂げるかには大注目である!!
#7  岡崎 卓也 (捕手)  1985年7月8日生まれ  明石清水高等学校→近畿福祉大学出身

強肩強打が魅力のRiver9攻守の要。
前チーム時代から代表の相澤と共に二人三脚でチームを牽引してきた男。
今季はキャプテンとしてチームを決勝へと導き、神宮の舞台では更なる躍動が期待される。

『 決勝トーナメントでは思うような結果が出なかったため、決勝では一発狙います!! 』 #11  井上 祐次郎 (投手)  1987年7月8日生まれ  朝倉東高等学校~明治大学出身

River9の絶対的エースにしてリーグ屈指の剛腕。
何と言っても最大の魅力は撓る右腕から繰り出されるス唸るようなストレート。
また、如何なる場面でも揺るがないポーカーフェイスでチームにリズムを生み出す。

『 神宮では楽しみながらも相手を圧倒するピッチングを披露したいと思います!! 』 #17  池田 拓海 (内野手)  1992年11月9日生まれ  横浜市立南高校~法政大学出身

River9打線屈指のチャンスメーカー。
高い出塁率に加え、足を絡めた攻撃が一番の売り。
本業である投手としてもエース井上をバックアップする存在となる。

『 神宮でも攻守に渡って駆け回ります!! 』
3度目の正直で手にしたファイナル!!あくまでも見据えるは頂点の座!!

チーム創設20年目という大きな節目の年に、3年前から願い続けたファイナルの切符を見事掴み獲ったGOLGO BASEBALL CLUB。
毎年のように優勝候補の筆頭に名前が挙がりながら、2013、2014シーズンの何れも決勝トーナメント初戦で敗れ悔しさを噛み締めた。
それだけに今季に懸ける思いはどのチームよりも強く、決勝進出だけで満足する事無く、あくまでも2部リーグの頂点に立つ事が最終目標なのだ。そんな彼らのモットーは、監督の中村、GMの久田をトップにキャプテンでチームの精神的支柱となる横井らの揺るぎない地盤を中心に全員で声を出し続け、強固な一体感を作り出す事にある。すばり、そこから生まれたチーム一丸の姿勢こそが今季の躍進に繋がったと言っていい。無論、プレッシャーの掛かった決勝トーナメントを一人で投げ抜くなど大黒柱へと成長したエース長谷川の孤軍奮闘ぶりに加え、吉田、濱崎の加入によってより一層強固になったディフェンス陣の進化はある。
また、脅威の出塁率を誇る瀧口、川崎の1、2番コンビによるチャンスメイクから久田、大山、濱崎といった主軸が得点へと繋げ、初回から一気に畳み掛ける攻撃力が 開花した事は大きな要因と言えるかもしれない。だが、そんなフィールドに立つ選手達が力を発揮出来たのもベンチからの支えがあってこその結果。つまり、結成20年で積み上げてきた強い結束力を発揮する事こそが、GOLGO BASEBALL CLUBに初の栄冠を齎す最大の要因となるのだ!!
#1  池田 優童 (内野手)  1987年3月14日生まれ  栃木高等学校~福島大学出身

今シーズンは持ち前の俊足を活かしたプレーで攻守共にチームを牽引。
ファイナル進出を決めた際には号泣するなど熱き魂の持ち主が決勝でも涙を輝かせた時、GOLGOの歓喜が谺する。

『 GOLGOのために全力を尽くします!! 』 #15  長谷川 純平 (投手)  1987年9月9日生まれ  川口高等学校~文教大学出身

GOLGOダブルエースの一人にしてファイナル進出の立役者となった守の大黒柱。
キレのあるストレートに巧みな変化球で打者を翻弄する投球術に加え、決勝トーナメントを一人で投げ抜くなど強い精神力の併せ持つ。

『 最高の舞台で野球が出来る喜びを感じながら、最後まで全力で投げ抜きます! 』 #33  大山 航 (内野手)  1991年3月27日生まれ  明星高等学校~日本大学出身

GOLGO攻撃陣でNO.1の長距離砲。
今大会はここぞの場面で逆転弾を放つなど勝負強い打撃が魅力。
守備でもファーストから常に声を出し続け、チーム全体に勢いを与える。

『 高校・大学時代の聖地である神宮球場での試合なので非常に楽しみですが、勝ちにこだわり戦います! 』