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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
River9 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
情熱チキン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
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攻守で光った勝負勘!River9が完封勝利でファイナル進出を掴み獲る!! |
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前日から降り続いた雨も上がり、晴れ間も覗く程天候が回復した11月15日。この日、夕刻を迎えた東京都品川区の天王洲公園野球場ではファイナル進出を懸けた大一番、「River9 VS 情熱チキン」の2部リーグ準決勝戦が繰り広げられた。
そんな絶対必勝バトルの先攻River9を束ねる相澤代表はゲーム前、「雨の影響で日程が延びてしまいメンバー調整が大変でしたが、何とかいつものメンバーが揃ったのでしっかり力を出せるんじゃないかな思います。ポイントとしては4番キャプテンの岡崎を軸に3番笹隈、5番宮内辺りが打って先制点を取れればウチのペースになると思います。また、先発のエース井上もいつも以上に気合いが入っているので、今日も安心してマウンドを任せられるかなと思っています」と語り、言葉からも3年越しの悲願達成へ強い自信を感じさせる。
また、攻守の要として活躍を期待されるキャプテンの岡崎は、「先制点さえ取れればあとは先発のエース井上が0で抑えてくれると思うので、1点でも多く取ってあげたいなと思います。リード面に関してはスピードボールが武器のピッチャーなので、ストレートを中心に力で押していきたいなと思っています。とにかく勝って神宮にいきたいですね」と意気込みを語り、初のファイナル進出へと集中力を研ぎ澄ます。
対する後攻は、ここ数年味わった苦難の時期を乗り越え、2011シーズン以来のファイナル進出に闘志を燃やす情熱チキン。その名の通りに再び情熱を取り戻したチームを率いる長尾(岳)代表はゲーム前、「ずっと選手が揃わない時期が続いていたんですが今季は仲間も増え、またみんなで野球が出来ているので、僕としてはそれだけでも十分なんです。とは言え、神宮まであと一歩の所まで来れたので、必ず勝ちたいと思っています。キーマンを挙げるとしたら、やはり先発のエース児矢野ですね。ただ、ここまで児矢野1人に頼りっきりなので、今日はみんなで助けられるように頑張ります」とコメントし、野球が出来る喜びを噛み締めながら4年ぶりのファイナル進出を目指す。
また、絶対的エースとしてチームを牽引し、今日の大一番も勝利の鍵を握る存在となる児矢野は、「肩と肘を痛めた事で始めたインナーマッスルを鍛えるトレーニングの成果が表れ、ここまで良いピッチングが出来ているので、今日のゲームも自分の生命線であるコントロールに新しく覚えた変化球なども多用しながら抑えられればなと思っています」とコメントし、仲間を神宮へと導くべく力投を約束した。
そんな両雄が相見える事となった戦いは、午後5時のナイター照明点灯と同時にプレーボールとなり、ゲームは序盤から激しい攻防が展開された。
1回表、River9打線の2番池田がヒットでの出塁に加え盗塁、ワイルドピッチで3塁に進みチャンスメイクを図れば、対する情熱チキン打線も2回裏に4番永山の3ベースヒットでノーアウト3塁のチャンスを演出する。しかし、互いにチャンスこそ作れどあと一本が出ず、0対0のまま2回を終える。そんな中迎えた3回表、直前のピンチを無失点で凌ぎ流れを引き寄せたRiver9が、この回先頭9番川九の放った2ベースヒットを口火に1番井上、2番池田が四球、ヒットで繋ぎ満塁のチャンスを作り出すと、1アウトとなって迎えた4番岡崎の当たりがタイムリー内野安打となり1点を先制。更に、尚も続くチャンスで打席に入った5番宮内がフルカウントからの6球目をレフト前へと弾き返し2点目。ゲーム前に相澤代表が口にしたプラン通りRiver9が先制点奪取に成功し、試合の均衡を破ると共に主導権を握った。
一方、2点を追いかける情熱チキンは4回裏にも2アウトながら3塁のチャンスを作るも、1打席目に3ベースヒットを放っている期待の4番永山が井上のストレートにバットが空を切り無得点。続く5回裏には、この回先頭の5番児矢野がライト前ヒットを放ち自らのバットで打線を鼓舞するも、6番田辺の打球がセカンド正面のゴロとなりダブルプレー。反撃への闘争心こそ漲らせるものの井上を捉まえ切れず、気持ちとは裏腹に結果が付いて来ない。
そんな情熱チキン打線とは対照的にRiver9攻撃陣は6回表、粘りのピッチングを続けるエースの頑張りに更なる援護射撃をと再び奮起。3回にタイムリーを放っている5番宮内が又しても三遊間を破るヒットで出塁し、6番宇都宮の送りバントでスコアリングポジションに進むと、迎えた7番鈴木のタイムリー3ベースヒットでホームに還り3点目。更に、続く8番相澤が変化球に泳ぎながらもセンター前へとしぶとく落とし、決定的な追加点を奪う。
すると、打線の追撃で4点のリードを貰った井上のピッチングは一段階威力を増し、6、7回とランナーこそ出すものの決して情熱チキン打線に決定打を与えずシャットアウト。中盤での先制点に終盤のダメ押し点とチャンスを確実にモノにしたオフェンス力に加え、守っては最後まで投げ抜いたエース井上の力投も然ることながら、チーム全体の堅守が光ったRiver9が4対0の完封勝利を飾り、見事3年越しの悲願であったファイナルへの切符を手にした。
ゲーム後、初の勝利インタビューに答えてくれた相澤代表は、「今日のゲームは皆で獲った勝利なので、格別に嬉しいですね。序盤は巧く噛み合ない所もありましたが、形はどうあれ先制点を取れたのがウチの流れになったのかなと思います。とにかく今年はどこからでも点を取れる打線になったので、勝ち上がれた要因はそこにあるのかなと思います。中でも今日は2番の池田が3安打を放ってリズムを作ってくれましたし、下位打線も繋がった辺りがウチらしい勝ち方だったのかなと思います。また、守りの面では井上が良く頑張ってくれました。途中、疲れから苦しそうな場面もありましたが、最後までしっかり締めてくれたのは流石だなと思います」とゲームを振り返り、最後は「ここまで来たら楽しみながら優勝して、皆で美味しいお酒を飲んで騒ぎたいなと思います」と語り、力強い優勝宣言の言葉で締めくくった。
一方、かつての力を取り戻し4年ぶりのファイナルに王手をかけたが、あと一歩の所で力尽きてしまった情熱チキン。ゲーム後話を伺った長尾(岳)代表は、「正直悔しいですが、現状はこれが実力かなと思いますね。相手ピッチャーは素晴らしかったですし、バットもみんな振れていたので完敗です。それでも今年は1年を通して久しぶりに楽しく野球が出来たので、本当に良かったです。また来年、しっかり調整して頑張りたいと思います」とコメントし、来季こそはの完全再起を誓った。
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【MVPインタビュー】 #11 井上 裕次郎
【代表インタビュー】 #6 相澤 敬 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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