TOP > Victoriaリーグ2部(2013年) > バックナンバー > 「リベンジに燃えるれぐるす!チーム一丸で掴んだ勝ち点3。」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      漠逆ファミーリア           0        0        0        0        0        0        0        0    
      れぐるす           0        0        1        0        0        0        ×        1    
れぐるす白星発進!結城が66球の無四球完封!全員野球で1点を死守!!
6月9日、本日2試合目の取材ゲームとなったのは、埼玉県三郷市の三郷サンケイスポーツセンターで行われた漠逆ファミーリア 対 れぐるすの一戦である。
先攻は漠逆ファミーリア。初戦を白星発進と好スタートを切り、波に乗る若きチームはそのフレッシュなエネルギーを武器に第2戦に挑む。 そんな今日の一戦の先発投手は根本。バッターの手元で加速する伸びのあるストレートに、切れ味鋭いスライダーが持ち味の右腕が2連勝を懸けたマウンドに上がる。
対する後攻はれぐるす。「今年のテーマはチーム一丸」と語る土屋監督率いるチームは、今日の一戦が初陣。 昨年の準々決勝で味わった悔しさを払拭すべく“リベンジの年”と位置づけた今シーズンの戦いが始まる。 大事な初戦のマウンドに上がるのは軟投派右腕の結城。打者を翻弄する必殺のスローカーブを軸に打たせて捕るピッチングスタイルでチームを勝利へと導く。

午後2時のプレーボールで始まった両者の戦いは1回、漠逆ファミーリア打線に対し、僅か7球で仕留める見事な立ち上がりを披露した結城。
そのピッチングに応えるべく打線はその裏、1番松倉が切り込み隊長の役目を果たす左中間への2ベースヒットで出塁すると、2番横山が送りバントをきっちりと決め1アウト3塁の場面を作り出す。そして迎えるはクリンアップというビックチャンス到来に熱の入るれぐるすベンチだったが、3番佐藤(司)、4番西野が根本の気迫に圧倒され先制点奪取とはならなかった。

1回の攻防を終えゲームは2回、この回も結城、根本の両投手が持ち味を存分に発揮するピッチングを披露し得点を許さない。
そんなゲームが動いたのは3回裏、れぐるすの攻撃だった。2アウトランナー無しのからリードオフマン1番松倉がセンター前ヒットで出塁すると、2番横山もセンター右へのヒットで繋ぎ2アウトながら1、3塁の場面を作り出す。
再び1、2番コンビがチャンスを演出し漠逆ファミーリアバッテリーにプレッシャーを与えると、3番佐藤(司)に対する初球だった。動揺したのか若きバッテリー間にワイルドピッチという痛恨のミスが生じ、れぐるすが1回に取り損ねた先制点を手に入れた。

ゲームは早くも4回、まずは同点に追いつきたい漠逆ファミーリア打線だったが、この回も結城の前に僅か6球で3アウトとなり打ち気だけが先行してしまう。 それでも5回、この試合初めてランナーを3塁にまで進めチャンスを作り出した攻撃陣。しかし、7、8番の波江田兄弟がショートゴロ、サードファールフライに倒れ得点を奪う事が出来ない。
焦る気持ちとは裏腹に攻撃がうまく噛み合ない打線は遂に最終回を迎える。 最後にもうワンチャンスと願う打線は5番堀向、6番佐々木の連打なので2アウトながら2、3塁の場面を作り出す。 最後の最後に迎えた一打逆転という大チャンスに気合いの表情で打席に入った8番波江田(茂)だったが、結果はセンターフライに終わりゲームセット。
最後まで結城のピッチングに翻弄され、1点が遠い漠逆ファミーリアだった。

3回に貰った1点を全員野球で守りきり勝利を掴んだれぐるす。今日の戦いを振り返ると土屋監督が掲げる「チーム一丸」を見事に実践出来たゲームではなかっただろうか。
ベストメンバーではない中で一丸となって手にした今日の一勝は、リベンジに燃える新シーズンのスタートとしては最高の形となったに違いない。
【MVPインタビュー】 #29 結城 利晃 【監督インタビュー】 #2 土屋 昭文 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑