TEAM 1 2 3 4 5 6 7 R
Snugs 0 0 0 2 1 0 ‐ 3
相模原ウインズ 0 0 0 0 0 0 ‐ 0
Snugsがリーグ初陣を完封発進!キャプテン千葉が攻守でタクトを振る!!
4月13日。この日の取材カード1試合目となる神奈川県相模原市の横山公園野球場 を舞台に行われた一戦は、相模原勢の争いで注目が集まるCブロックの戦い、「Snugs VS 相模原ウインズ 」の対決である。
このカードと言えば、2012シーズンのスプリングカップ1回戦でジャンケン決着にまで縺れ込んだ激闘の記憶が蘇る。その時とは舞台こそ違えど、先発の有川(竜)、松木の両エースに加え、ゲームをジャッチする主審までもが同じであり、どこか因縁めいた雰囲気を醸し出す。
その戦いの先攻Snugs山口(翔)監督はゲーム前、「今シーズンはしっかりと人数も集まる状態に加え、新戦力の加入もあったので、良いモチベーションで野球が出来ています」とコメント。選手達も「今日も楽しくやろう!!」とお互いに士気を高め合い、魂のチームがリベンジも兼ねたリーグ初陣に闘志を燃やす。
対する後攻の相模原ウインズ石井監督は、「今年は若手が頑張ってくれていて、高い意識を持って野球に取り組めています。今日は初戦の負けを取り返したいと思います」と自信のコメント。Snugsから再び勝利を奪うべく選手全員が気持ちを集中させる。
互いに意識し合う両雄の激突は新たな激闘を予感させ、午前8時45分のプレーボールで相見えた。
ゲームは序盤、1回2アウトから3番山口(翔)が左中間を破る2ベースヒットでチャンスメイク。続く2回には、2つの四球で1アウト1、2塁と得点圏にランナーを進めたSnugs打線だったが、いずれも決定打に欠け無得点に終わる。
一方の相模原ウインズ打線はというと、1、2回こそ三者凡退に終わるも、3回1アウトから8番大休寺、9番秋山の長短打で漸く好機を作り出した。
しかし、この場面で集中力を発揮したのはディフェンス側のSnugsナインだった。
まず、3塁ランナー大休寺の第二リードの大きさを見るやキャッチャー千葉がレーザービームで刺し2アウト。続く1番飯田に対しては、エース有川(竜)がきっちりとセカンドゴロに仕留め、最大のピンチを凌いだ。
これぞSnugsの真骨頂「先制点を与えない野球」で得点を許さず流れを引き戻すと、直後の4回表であった。攻撃でも主軸を担う4番千葉の内野安打に続き、5番藤井がセンター前ヒットで繋ぐと、6番有川(竜)の送りバントで1アウト2、3塁のチャンスを作り出す。
続く7番村上はスイングアウトに倒れるも、8番佐々木に対し松木が投じた3球目がワイルドピッチとなり先制。更にはその佐々木が放ったセカンドへの強打が内野安打となり、この回2点の奪取に成功した。
遂に試合の均衡を破ったSnugsは、続く5回にも4番千葉がライトへタイムリーを放ち追加点。完全にゲームを手中に収めると、最終回となった6回裏のマウンドには新加入の山本が上がった。若干制球に苦しみ、満塁のピンチを背負ったものの最後は5番山上をレフトフライに打ち取りゲームセット。因縁を振り払うと共にリーグ初陣を白星で飾った。
ゲーム後山口(翔)監督は、「もちろん過去の敗戦に対する意識はありましたから、リベンジできて良かったです」と頬を緩めつつ、
「うちは守りのチームなので、しっかりと守り抜けた事が勝利に繋がったと思います。今年は3冠を獲るつもりで頑張ります」と今日の勝利に満足する事なく、大いなる高みを見据えた。
また、Snugs青木オーナーにも話を伺うと、「選手達の魅力は野球に対する飽くなき情熱。今日のゲームに関しては先制点の取り方に課題が残ったが、今シーズンの彼らには大いに期待していますよ」と白星スタートを決めたナインに賛辞を贈った。
一方、善戦するもあと一本に泣き、開幕2連敗となってしまった相模原ウインズ。だが、ここからが正念場。この逆風を撥ね除け、如何にして這い上がるかに彼らの真価が問われる。
【MVPインタビュー】 #0 千葉 浩
【監督インタビュー】 #6 山口 翔平
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