TOP > Victoriaリーグ1部(2013年) > バックナンバー > 「RED SOX開幕2連勝!!勝利の立役者は村上・荒田の同級生コンビ!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      RED SOX           1        0        0        0        0        3        ‐        4    
      ダディーズベースボール           0        0        1        0        0        0        ‐        1    
今年も健在ここぞの集中力!王者RED SOXが終盤で試合を決める!!
7月14日午後7時。本日2つ目の取材ゲームとなったのは、サマーカップの一戦に続き品川区の天王洲公園野球場で行われたRED SOX 対 ダディーズベースボールの戦いである。
先攻はRED SOX。昨年の覇者として迎えた今シーズン。最終目標を連覇に定めた常勝軍団の士気は高く、得意とするナイターで連勝を懸けた2戦目に臨む。 その先発マウンドに上るのは勿論この男、エース荒田。“連覇達成のキーマン”と言っても過言ではないチームの絶対的な支柱が満を持して登場する。
対する後攻はダディーズベースボール。1972年、佐藤一族が中心となって結成されたチームは、その血を引き継ぐ息子。さらには友人という若い新たな力を加え歴史を刻み、今大会からVictoriaに参戦。 午前中、ARUYO東海相手に黒星を喫しているだけに、又しても強豪と相対するも負けは許されまいとチーム一丸で挑む。 そんなダディーズベースボール先発投手は左腕の長谷川。圧倒的なスピードは無いものの、コースへと投げ分ける制球力を武器にRED SOX打線を迎え撃つ。

すっかりと日も落ち、ナイター照明がグランドを照らす中始まったゲームは1回表。強敵を前に緊張した面持ちでマウンドに立つ長谷川に対し、RED SOX打線がいきなり牙を剥いた。 不動のリードオフマン1番杉本がカウント3-1から死球を貰い出塁。続く新加入の2番吉中が1球で送りバントを決め1アウト2塁のチャンスを演出すると、打席には3番のキャプテン藤本。 初球を見送り1ボールで迎えた2球目。甘く入ってきた外角よりの球を素直に弾き返した一打は右中間へのタイムリー2ベースとなり先制。1、2、3番が各々の役割をきっちりと果たす理想的な形での先制パンチを披露した。
さらにこの回、2アウトながら1、2塁のチャンスに6番中林がライト前ヒットを放ち追加点を狙ったRED SOX打線だったが、ここはダディーズベースボールの見事な中継プレーに阻まれホームタッチアウト。2点目奪取とはならなかった。

初回のピンチを何とか1点で食い止めたダディーズベースボールは、その後の2、3回を落ち着いたディフェンスで0に抑え反撃の機会を虎視眈々と狙った。
すると3回裏、この回先頭の9番佐藤(亮)がフルカウントから3球ファールで粘り四球を勝ち取ると、盗塁と進塁打で3塁まで進む。 このチャンスで打席に入った3番ピッチャーの長谷川。2アウトながら一打同点の場面に「自らのバットで取り返す」と言わんばかりの気迫を見せると、荒田の球威に押され打ち取られたはずのファーストゴロを一塁手藤本がファンブル。 焦りから送球エラーのミスも生じ、長谷川気迫の一打が同点シーンを呼び込んだ。

スコアをタイに戻し、王者が見せた隙に付け込むべく更なる攻撃を仕掛けたいダディーズベースボールだったが、その前に立ちはだかったのが荒田だ。 4回を僅か10球で三者凡退に抑えられると、続く5回も1人のランナーすら出塁する事が出来ず3人で攻撃を終えてしまう。
一瞬傾きかけた流れをモノに出来なかったダディーズベースボールに対し、エースが再び流れを引き寄せたRED SOX。
すると制限時間が迫り最後の攻防となった6回表、王者が底力を見せつけた。1アウトから6番中林が強烈なレフト前ヒットで出塁。続く7番山田の送りバントがミスを誘い1、2塁とチャンスを膨らませると、打席には8番村上。 「同期である荒田に勝ち星を」とフルカウントからの6球目を振り抜いた一打はセンターの頭上を越す2点タイムリー2ベース。抜群の勝負強さでエースの力投に応えると同時に試合を決めた。 さらに続く9番田所のタイムリーでも1点を追加したRED SOXが終盤で本領を発揮し4対1で勝利を手にした。
一方、粘り強い戦いを見せるも最後に力尽き敗れたダディーズベースボール。それでも王者を苦しめた実力は本物。試合後の選手の引き締まった表情からは後半戦の巻き返しを予感させた。
【MVPインタビュー】  #19 荒田 一耕 【主将インタビュー】  #10 藤本 誠一 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑