TOP > Victoriaリーグ1部(2013年) > バックナンバー > 「リベンジへの第一歩。ジョルターヘッズ始動!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      Safari           0        0        3        0        0        0        -        3    
      ジョルターヘッズ           2        2        2        0        0        ×        -        6    
ジョルターヘッズの新シーズン幕開け!開幕戦を機動力で掴む!
3月10日、いよいよ開幕を迎えたVictoriaリーグ。 シーズン最初の取材ゲームとなったのは、調布基地跡地運動広場で行われたSafari 対 ジョルターヘッズの一戦だ。
先攻はVictoria初参戦のSafari。20代前半の若武者らしい積極的なバッティングが魅力のチームは代表の浜谷(大)を中心に機能する。 初戦のマウンドには浜谷(健)を送り、強豪ジョルターヘッズからの勝利を狙う。
対する後攻はジョルターヘッズ。2年連続ファイナル敗退の悔しさを払拭すべく、「今年こそは頂点へ!!」を合い言葉に初陣に臨む。 先発マウンドには今年も絶対的エースとしてチームを引っ張る崎迫。新打順で新たな攻撃スタイルを模索する打線にも注目だ。

ゲームは1回表のSafari打線。1アウトから2番上野がライトオーバーの2ベースヒットでチャンスメイクすると、2アウトとなって4番長澤。 1ストライクから2球目をフルスイングした一打は1、2塁間を破る強烈なライト前ヒット。 この打球で3塁ベースを蹴ってホームを狙ったセカンドランナー上野だったが、ライト栗原・セカンド友沢・キャッチャー坪井という完璧な中継プレーの前にタッチアウト。 鍛え上げられたジョルターヘッズ守備陣に先制点を阻まれた。

いきなりのピンチをビックプレーで凌いだジョルターヘッズはその裏、テーマに掲げる“積極的な走塁”を遺憾なく発揮する。
1番友沢、2番小関が連続四球を選び、続く3番坪井の4球目にダブルスチールを決め、2、3塁にチャンスを広げる。1アウトで迎えた新4番亮木という場面、ベンチが選択した攻撃はスクイズエンドランだった。 すると作戦は見事的中。サードランナー友沢だけでなくセカンドランナー小関までもがホームを落し入れる2ランスクイズエンドランを成功させ2点を先制した。 果敢な走塁が生んだ先制点で勢いづいたジョルターヘッズ打線は、2回にも2点を加え4対0とリードする。

ゲームは3回表、これまでの一方的な展開を打破すべくSafari打線が奮起した。
この回先頭の9番浜谷(健)が右中間への2ベースヒットで出塁すると、1アウトとなって2番上野が四球で繋ぎ1、2塁とする。 ここで続く3番浜谷(大)が放ったレフトフライをジョルターヘッズ金津が目測を誤り後逸。この間に浜谷(健)がホームに還り1点を返す。 尚も続く1、2塁のチャンスに5番斎藤がライト前に弾き返すと、この打球でセカンドランナーの上野が生還し2点目。 さらにはジョルターヘッズの守備陣が乱れている隙に1塁ランナーの浜谷(大)もホームに還り、この回一挙に3点を奪い返した。

守備のミスが重なり、1点差にまで詰め寄られたジョルターヘッズはその裏、先頭の4番亮木が、この回マウンドに上がった末廣からレフトフェンス直撃の2ベースヒットを放つ。 4番の一振りで再び活気づいた打線は、この回も足を絡めた攻撃で2点を追加し、直ぐさま3点差へとリードを広げた。
3回を終わって6対3、序盤は毎回得点の打線が躍動したジョルターヘッズ。 ゲーム後半は、そんな攻撃陣に応えるべくエース崎迫が存在感を見せつけた。
4、5回を三者凡退で片付けた崎迫は最終6回、アンラッキーなヒットを許したものの、ほぼ完璧な内容。 4、5、6回で反撃を試みたSafari打線を完全に封じ込め、完投で勝利を掴んだ。

試合後、「もっともっと色々な部分で精度を上げていかなければいけない」と語った小関代表。 初戦を勝利で飾った喜びを噛み締めながらも、決して奢る事のないその言葉からリベンジへの強い意志を感じた。
【MVPインタビュー】#9 亮木 大洋 【代表インタビュー】#7 小関 晋太郎 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑